注目のスタートアップ

警備・点検業務向けロボットソリューションを提供する「ugo」が8.5億円調達

company

2024年1月31日、ugo株式会社は、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、株式会社ハリマビステム、星光ビル管理株式会社、TMES株式会社、みずほリース株式会社との業務提携も併せて発表しました。

ugoは、警備業務や点検業務などに対し、ロボットを活用した業務DXソリューションを提供しています。

立哨・巡回やレポート作成を中心とした警備DXソリューションと、メーター読み取りや環境センサーを組み込んだ点検DXソリューションの2つのサービスを主軸に展開しています。

提供する業務DXロボット「ugo」は、自律走行による移動が可能なロボットです。業務内容に応じて選択できるラインナップの展開、カスタマイズ可能な拡張性を特徴としています。

また、ロボット統合管理プラットフォーム「ugo Platform」により、ロボットの管理、業務フロー・自動化プログラムの作成、遠隔操作などをノーコードで実現する環境を提供しています。

今回の資金は、さらなる業務DXソリューションの開発、組織体制の強化に充当します。

また、施設メンテナンスの分野で数多くの実績を持つ、株式会社ハリマビステム、星光ビル管理株式会社、TMES株式会社、各社との業務提携により、施設メンテナンスにおける多様な業務をロボット・AI・IoTで高度化していく取り組みを推進します。

さらに、みずほリースとの業務提携により、RaaS(Robot as a Service)モデルのサービス拡販を図ります。


国内の各業界では、少子高齢化に伴う人手不足が進行しています。その中でもとくに警備業界は深刻な人材不足に悩まされています。

警備業界は他の業界に比べて労働条件が劣ることが多く、厚生労働省によれば、2022年12月時点での保安業の有効求人倍率は7.43倍と非常に高い水準に達しています。

また、24時間警備が必要な場面が多く、早朝や夜間勤務などの条件も一般的です。さらに体力だけでなく能力も求められるため、働くことができる人材が制約されるという問題を抱えています。

このような状況から、警備業界ではロボット導入による省力化などデジタル化・DXの取り組みが注目されています。

AIによって自律走行し、カメラで周囲の環境を解析するロボットは、異常の発生や発生の可能性などを検知し、警備員の補完または代替として機能します。

ugoは、警備業務や点検業務など人手不足となっている業界に対して、こうしたロボットを活用した業務DXソリューションを提供しています。

近年のテクノロジーの発展は、業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX TMES ugo ソリューション デジタルトランスフォーメーション ハリマビステム みずほリース メンテナンス ロボット 施設メンテナンス 星光ビル管理 株式会社 業務 点検 自律走行ロボット 警備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ニューステクノロジー」と「Spready」が共同でtoB向け成果報酬型商談獲得サービス「SUSUMERU」をリリース
2020年5月21日、株式会社ニューステクノロジーと、Spready株式会社は、「SUSUMERU」の提供を共同で開始したことを発表しました。 「SUSUMERU」は、toB向け成果報酬型商談獲得サー…
不動産仲介会社向け営業支援システム「プロポクラウド」提供の「Housmart」が「フォーメンバーズ」と業務提携
2022年5月24日、株式会社Housmartは、株式会社フォーメンバーズと、業務提携を行うことを発表しました。 Housmartは、不動産仲介会社向け営業支援SaaS「プロポクラウド」を提供していま…
ものづくりブランドをM&Aで承継し成長実現に取り組む「forest」が15億円調達
2023年5月17日、forest株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開していま…
廃漁網のアップサイクルにより新たな製品を開発する「amu」が資金調達
2023年8月1日、amu株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ANOBAKAです。 amuは、廃漁網をはじめとする廃漁具に新しい価値を付加するアップリサイクル製品を開…
オンライン展示会「IT&MARKETING EXPO」運営やイベントテック事業展開の「ストラーツ」が2,500万円調達
2020年11月18日、株式会社ストラーツは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン展示会「IT&MARKETING EXPO」などBtoB向けイベント事業の運営や、大…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集