注目のスタートアップ

買取比較サイト「ヒカカク!」やトレカ・スニーカーフリマアプリ「magi」などを展開する「ジラフ」が7億円調達

company

2023年12月4日、株式会社ジラフは、総額約7億円(うちエクイティ約5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。

ジラフは、買取比較サイト「ヒカカク!」や、トレカ・スニーカーフリマアプリ「magi」、コレクター向けトレカ専門店「magi」、ポケモンカード専門店「magipoke」、スニーカーショップ「Magi Kicks」などを手がけています。

2023年11月には、台湾に海外初出店となる「magi台北西門店」をオープンしています。

今回の資金調達と台湾出店を契機に、海外のコレクターへの認知向上と売上拡大を目指し、オンライン・オフライン双方でグローバル展開を進め、事業を加速していく計画です。


国内で注目を集めているトレーディングカード(トレカ)は、主にプロ野球カード、ポケモンカード、遊戯王、デュエルマスターズ、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)などが挙げられます。

これらのトレカは購入時に中身が不透明であり、とくに希少なカードは供給が限られているため、多くのコレクターを魅了しています。トレカ市場は、ユーザーによる積極的なトレードや売買(二次流通)が活発であり、市場に出回らないレアなカードは高い価値を持ちます。

近年、スマートフォンの普及に伴いEC(ネット通販)の利用者が増加しており、トレカ市場も同様に影響を受けています。また、フリマサイトなどでの個人間取引も増加傾向にあります。

しかしながら、このEC市場では詐欺や偽造品の問題も深刻化しています。このため、最近ではECや実店舗において、信頼性を強調する事業者が増加しています。

ジラフのトレカ・スニーカーフリマアプリ「magi」は、トレカやスニーカーの取引において、国内の鑑定サービス提供者と提携し、高品質な鑑定サービスを提供しています。これにより、取引の信頼性を向上させています。

また、トレカやスニーカーはその希少性や価格の上昇傾向から、投機的な視点から購入する人も増えており、オルタナティブ投資としての注目度が高まっています。将来的な市場拡大も予測されています。

事業の拡大には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ magi Magi Kicks magipoke アプリ コレクションアイテム コレクター サイト ジラフ トレーディングカード トレカ ヒカカク! フリマ 株式会社 比較 買取 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

プロダクトデータプラットフォーム「Lazuli PDP」を提供する「Lazuli」が10億円調達
2024年12月10日、Lazuli株式会社は、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は15億6000万円になりました。 Lazuliは、プロダクトデー…
「愛知銀行」「愛知キャピタル」が消防点検の依頼・管理サービス「スマテンBASE」などを展開する「スマテン」に出資
2022年10月14日、株式会社愛知銀行と、投資専門子会社の愛知キャピタル株式会社は、「あいぎんベンチャーファンド1号投資事業有限責任組合(金しゃち)」を通じて、株式会社スマテンに出資を実行したことを…
革新的な品種改良技術により美味しさと安定養殖を両立したハイブリッド魚を開発する「さかなドリーム」が1.9億円調達
2023年9月29日、株式会社さかなドリームは、総額1億8,750万円の資金調達を実施したことを発表しました。 さかなドリームは、最先端の品種改良技術により、美味であるものの安定的な漁獲や養殖が困難な…
東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップ「パンハウス」が資金調達
株式会社パンハウスは、資金調達を実施したことを発表しました。 パンハウスは、東京大学松尾研究室が開発したAIスタートアップ起業家育成プログラム「起業クエスト」の卒業1期生が創業したAIスタートアップで…
CFOコンシェルジュ・サービス「資金調達サーチエンジン」β版がローンチ
2019年7月18日、株式会社BIZVALは、「資金調達サーチエンジン」のβ版を同日にローンチしたことを発表しました。 「資金調達サーチエンジン」は、スタートアップや、M&A投資を検討する事業会社、V…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集