注目のスタートアップ

商業不動産のデジタル化を支援する「COUNTERWORKS」が資金調達

company

2023年11月21日、株式会社COUNTERWORKSは、資金調達を実施したことを発表しました。

イオンモール株式会社とイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社が共同運営するCVC「Life Design Fund」の出資によるものです。

商業施設のオンラインリーシング支援SaaS「SHOPCOUNTER Enterprise」や、ポップアップストアの出店支援プラットフォーム「SHOPCOUNTER」を提供しています。

「SHOPCOUNTER Enterprise」は、商業施設のオンラインリーシング・クラウド管理システムです。商業システムがスペースを掲載する「テナント募集サイト」と、問い合わせ・営業・テナント情報管理・スペース稼働管理ができる「営業管理システム」を開発なしで構築・利用できます。

カウンターワークスが提供するサービス・知見・テクノロジーと、イオンモール・イオンモールグループで都市型事業を担うOPAの商業施設運営を通じて培ったノウハウをかけ合わせ、イオンモールグループのスペースをより地域に開かれた場へと深化させ、地域共創を実現していきます。


ショッピングモールなどの商業施設は、テナントを誘致して場所を賃貸し、その賃料で成り立つ不動産賃貸業です。

一方、国内の小売業は少子高齢化や人口減少によって消費の先細りが懸念されています。そして、EC市場の着実な成長も相まって、相対的に実店舗を利用した小売の影響力が弱まっていくことが予測されています。顧客であるテナントの出店意欲低下も見受けられ、商業施設は大きな危機に瀕しています。

こうした背景のもと、商業施設ではテナント誘致の重要性が高まっています。

COUNTERWORKSは、商業施設のオンラインリーシング支援SaaS「SHOPCOUNTER Enterprise」やポップアップストアの出店支援プラットフォーム「SHOPCOUNTER」の提供により、商業施設のデジタル化を支援しています。

今回、業界最大手のイオンモールグループの出資を通じ、イオンモールグループのスペースを通じた地域共創を実現していくとしています。どのような取り組みが展開されるのか注目が必要です。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB COUNTERWORKS Life Design Fund OPAQUE SaaS SHOPCOUNTER SHOPCOUNTER Enterprise イオンモール イオンモールグループ オンライン ショッピングモール デジタル化 ポップアップストア リーシング 不動産 出展 出店 商業スペース 商業施設 展示会 株式会社 百貨店 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代AI OCR「SmartRead」などを提供する「Cogent Labs」が「NTTファイナンス」から資金調達
2023年10月3日、株式会社Cogent Labsは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、NTTファイナンス株式会社です。 Cogent Labsは、AIの認識・自然言語処理技術を活か…
金融犯罪対策サービスを提供する「コンプライアンス・データラボ」が2億円調達
2025年4月8日、コンプライアンス・データラボ株式会社は、総額2億円の資金調達を発表しました。 コンプライアンス・データラボは、金融犯罪対策サービス「コンプライアンス・ステーション」シリーズを提供し…
新規核酸医薬品開発の「ルクサナバイオテク」が6.5億円調達
令和2年2月10日、ルクサナバイオテク株式会社は、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 安全性と有効性の高い新規核酸医薬品を開発しています。 今回の資金は、製薬会社やアカデミ…
様々なペットサービスをワンストップで提供するアプリ「PETcierge」開発の「ペットシェルジュ」が2億円調達
2022年4月1日、ペットシェルジュ株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ペットシェルジュは、様々な企業と連携し、あらゆるペットサービスをワンストップで提供する飼い主向けア…
議事録の作成・整理・共有を効率化するサービス「One Minutes」提供の「quintet」が4,000万円調達
2022年6月30日、quintet株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 quintetは、議事録の作成・整理・共有を効率化するサービス「One Minutes」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集