創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年11月1日交通領域カーボンクレジット認証DMRVソフトウェアを開発する「Spatial Pleasure」が1.2億円調達

2023年10月31日、株式会社Spatial Pleasureは、総額約1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
Spatial Pleasureは、交通領域カーボンクレジット認証DMRVソフトウェアを開発しています。
エリアの脱炭素化に寄与する交通事業者に対してカーボンクレジットの認証・計測のサポートや、交通領域の脱炭素施策の提案、カーボンクレジット発行を行うDMRV(digital, Measurement, Reporting, Verification)ソフトウェアを開発しています。
バス・シェアサイクル事業者と連携し、各交通事業者の環境便益の定量化によるカーボンクレジット発行を通して、地域全体の脱炭素化を目指しています。
今回の資金は、ビジネスのアジア圏を中心とした海外展開、国内外ボランタリー・コンプライアンスマーケットでのカーボンクレジット認証取得、人材採用の強化などに充当します。
地球全体の平均気温は長期的な視点で上昇傾向にあります。今世紀末には地球全体の平均気温が最大で約4.8℃上昇するといった予測もあります。
もしこのまま気温の上昇が続くと、海面上昇による土地の減少、干ばつの増加、大規模災害の多発、生物多様性の損失といったさまざまなリスクが高まります。
地球温暖化の対策として、世界的に二酸化炭素(CO2)をはじめとる温室効果ガスの削減に向けた動きが進んでいます。
カーボンクレジットは、森林保全活動など二酸化炭素の削減・吸収の取り組みをクレジットとして発行し、取引できるようにする仕組みです。
カーボンクレジット発行のためには、排出量削減や吸収・除去の正確な効果を算定・モニタリングする必要があります。
Spatial Pleasureは、「まち」全体を事業領域とする交通事業者に対し、カーボンクレジットの認証・計測から、交通領域の脱炭素化、カーボンクレジット発行をサポートするDMRVソフトウェアを提供することを通じ、エリアの脱炭素化に寄与することを目指しています。
環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DMRV DMRVソフトウェア Spatial Pleasure カーボンクレジット シェアサイクル ソフトウェア バス 交通 交通インフラ 交通カーボン 交通事業者 定量評価 株式会社 環境 脱炭素 脱炭素化 認証 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年11月23日、プライシングスタジオ株式会社は、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プライシングスタジオは、プライシング・価格戦略に関するコンサルティング事業を展開…
京都を拠点に置く独立系VC(ベンチャーキャピタル)で注目なのが関兵馬さんが2017年に創業した栖峰投資ワークス株式会社です。 VCの役割は、リスク資金の提供にとどまりません。 VCファイナンスやサポー…
2024年1月31日、株式会社PR Tableは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PR Tableは、採用の情報発信課題を解決するPRプラットフォーム「talentbo…
2022年10月27日、株式会社FISTBUMPは、資金調達を実施したことを発表しました。 FISTBUMPは、法律事務所向けクラウド事件管理サービス「クラウドバランス(CloudBalance)」を…
2020年2月13日、日本暗号資産市場株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 暗号資産とモノの取引市場の実現を目指しています。 2020年2月に法人としての古物商許可が下り、古物商としての…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…