注目のスタートアップ

農業特化の経営管理クラウド「RightARM」を提供する「テラスマイル」が3.3億円調達

company

2023年9月13日、テラスマイル株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

テラスマイルは、農業特化の経営管理クラウド「RightARM(ライトアーム)」を開発・提供しています。

各種営農管理システム、センサーなどのIoT機器、農業機械などから得られるデータを一元化・分析し、農業における経営判断をサポートするクラウドサービスです。

今回の資金は、GHG SCOPE3に対応したシステム基盤の開発、国内作物別栽培マニュアルのデジタル化、「RightARM」の認知度向上・普及展開の強化に充当します。


国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。

農業は人間が生きていくために必要不可欠な食料を生産する役目を担っていることから、今後も持続的に発展していける強固な産業構造を構築する必要があります。

こうしたなか、世界的に農業でのテクノロジーの活用が進められています。

たとえば、自動で稼働する農業機械は大幅な省人化を実現し、人手不足の課題を解決してくれます、ほかにも、圃場をモニタリングするセンサーは、作物の品質低下を招く環境変化を的確に察知し、最適な対策を促すことで、結果的に作物の品質向上や収穫量増加などを実現します。

一方、これらのテクノロジーはそれぞれが個別に運用されていることが多く、せっかく貴重なデータを収集・蓄積しているのに、それらを活用できていないというケースも多くあります。

もしこれらのデータを統合し、分析することができれば、中長期スパンの経営判断にも役立てられるはずです。

テラスマイルは、農業特化の経営管理クラウド「RightARM」の提供を通じ、データドリブンな農業経営の実現を支援しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB IoT RightARM クラウド サポート スマート農業 データ データドリブン データ活用 テラスマイル ライトアーム 分析 営農 意思決定 株式会社 経営 経営管理 資金調達 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

日本酒缶ブランド「ICHI-GO-CAN」を展開する「Agnavi」が3,000万円調達
2023年1月5日、株式会社Agnaviは、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Agnaviは、1合180mLサイズの缶入り日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN(一合缶)」…
エレベーター向けスマート・ディスプレイ提供の「株式会社東京」が1.2億円調達
2019年7月30日、株式会社東京は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレベーターのかご内に設置するスマート・ディスプレイ「東京エレビ」を展開しています。 契約スポンサ…
「ノストライフ」が従業員のパフォーマンス向上を実現するポジティブヘルスに軸足を置いた「オンライン相談室」をリリース
2023年1月31日、ノストライフ株式会社は、「オンライン相談室」のサービスをリリースすることを発表しました。 「オンライン相談室」は、すべての従業員を対象とするポピュレーションアプローチにより、ポジ…
宿泊施設向けスマート・オペレーション・サービス「aiPass」運営の「CUICIN」が資金調達
2020年2月10日、CUICIN株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 宿泊施設向けスマート・オペレーション・サービス「aiPass」を運営しています。 現在(2020年2月)公開してい…
「luco」がライブ配信用素材マーケットプレイス「スコマド」をリリース
2023年4月28日、株式会社lucoは、「スコマド」をリリースしたことを発表しました。 「スコマド」は、ライブ配信用素材マーケットプレイスです。 2023年5月現在、季節やイベントに合わせた素材や、…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集