【2025年最新】脱サラとは?起業で成功する人の特徴やおすすめの仕事11選!

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脱サラ起業したい人必見!おすすめの仕事をチェックしよう


脱サラ起業は、会社を退職して個人事業や自分の会社を設立・起業することをいいます。
会社に所属しない脱サラ起業は、人生の新たなスタートを切りたい人から注目されています。脱サラには収入の上限もなく、時間の自由度も増えるなどのメリットがあるためです。

今回は、脱サラ起業を考えている人におすすめの仕事ランキング10選をご紹介します。
脱サラ起業を考えていて、まだどのような分野にするか決まっていない方や、自分に合う仕事を見つけたい方はぜひ参考にしてみてください。

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脱サラとは?意味と基本をわかりやすく解説

会社員という安定を手放し、自分の力で働く「脱サラ」。
ここでは、その基本的な意味や「独立」「起業」「副業」との違い、そして脱サラする人が増えている社会的背景をわかりやすく解説します。

脱サラ=会社を辞めて独立・起業すること

「脱サラ」とは「サラリーマン生活を脱する」という意味で、会社員を辞めて自分の力で収入を得る働き方を指します。
多くの場合、独立や起業を意味しますが、法人設立だけでなく、フリーランスや個人事業主として働く形も含まれます。
近年では、Webデザイン、ライティング、ネットショップ運営など、個人でも始めやすい仕事が増え、サラリーマン以外の働き方が身近になっています。

独立・起業・副業との違いを整理

「脱サラ」「独立」「起業」「副業」は似ていますが、意味合いが異なります。

  • 独立:会社や組織を離れ、自分の力で仕事を行うこと。
  • 起業:新たな事業や会社を立ち上げること(法人化を伴う場合も多い)。
  • 副業:会社員を続けながら、空いた時間に別の収入を得ること。

つまり脱サラは、「会社を辞めて本業として自立する」ことを意味します。会社員という安定を離れ、自分の意志で仕事を作り出すという点が最大の特徴です。

脱サラする人が増えている背景

近年、脱サラを選ぶ人が増えています。その背景には働き方の多様化と副業解禁の流れがあります。副業を認める企業が増え、「副業→独立」の流れが一般化しました。
また、リモートワークやデジタルツールの普及により、時間や場所に縛られずに働ける環境が整っています。
SNSを活用した個人ビジネスも増え、「自分の力で稼ぐ」ことがより現実的になっています。

脱サラのメリット・デメリット


脱サラは自由でやりがいのある働き方ですが、その分リスクも伴います。この章では、脱サラで得られる主なメリットと、注意すべきデメリットをそれぞれ整理して解説します。

メリット

脱サラの最大の魅力は「自由」です。会社員時代のように上司や組織のルールに縛られず、働く場所・時間・仕事の方向性を自分で決められるようになります。
自分の価値観に沿って働けることで、仕事への満足度も高まりやすくなります。

主なメリットは次の通りです。

  • 時間の自由が得られる:働く時間を自分でコントロールでき、生活のリズムを整えやすい
  • 収入の上限がなくなる:努力や工夫次第で、会社員時代よりも大きな収入を得られる可能性がある
  • やりがいを感じやすい:自分の信じる方向で仕事を進められ、成果がそのまま自分に返ってくる
  • 人間関係のストレスが減る:職場の上下関係や人間関係に縛られず、心地よい環境で働ける

このように脱サラは、「働く自由」と「自己実現のチャンス」を同時に得られる働き方です。時間や収入を自分でコントロールできる一方で、結果もすべて自分次第になります。
だからこそ、自立した働き方を望む人にとっては大きな魅力となるのです。

デメリット

一方で、脱サラにはデメリットも存在します。会社という後ろ盾を失うことで、経済的にも精神的にも不安を感じやすくなるため、慎重な準備と覚悟が必要です。

代表的なデメリットは次の通りです。

  • 収入が不安定になりやすい:仕事の波や景気の影響を直接受けるため、月ごとの収入差が大きくなることもある
  • 社会保障の負担が増える:健康保険・年金・税金などを自分で管理・支払う必要がある
  • 責任の重さが増す:トラブル対応や経営判断など、すべての決定と結果を自分で引き受ける必要がある
  • 孤独を感じやすい:組織の支えがなく、相談できる相手がいないと精神的に負担がかかることも

脱サラは自由度が高い一方で、安定や保証が失われるリスクを伴います。成功している人の多くは、このリスクを理解した上でしっかりと準備を行い、長期的な視点で事業を育てています。
「自由」と「責任」は表裏一体であることを忘れずに進めることが大切です。

失敗しやすい例

脱サラで失敗する多くのケースは、勢いで退職し、準備不足のまま独立してしまうことです。事業計画や資金準備を怠ると、数か月で生活が苦しくなることもあります。
また、スキルや営業力を磨かないまま始めてしまうと、思うように仕事が取れずに挫折してしまうことも。
脱サラを成功させるには、綿密な準備と現実的な計画が欠かせません。

脱サラに向いている人・向いていない人の特徴

脱サラは、すべての人に向いているわけではありません。どんな人が独立に向いているのか、逆にどんなタイプの人が注意すべきかをわかりやすく解説します。

向いている人

脱サラに向いているのは、自分で考え行動できる自律的なタイプです。誰かに指示されなくても課題を見つけて動ける人は、独立後も成果を出しやすい傾向があります。

主な特徴としては、次のような点が挙げられます。

  • 主体的に行動できる人:指示を待たず、自分でチャンスを掴みにいける
  • 学ぶ意欲が高い人:常に知識をアップデートし、変化を受け入れられる
  • リスクを受け入れられる人:不安よりも挑戦を選べる
  • 自己管理ができる人:時間・お金・健康などを自分でコントロールできる

こうした人は、変化の多い環境でも柔軟に対応し、自分の成長を糧にできます。脱サラでは「自由」と引き換えに「責任」を負うため、自己管理力と行動力が成功のカギになります。

向いていない人

一方で、脱サラに向いていない人もいます。独立後は、守ってくれる会社も上司もいないため、すべてを自分で判断し、動く必要があります。

次のような傾向がある人は、いきなりの独立には注意が必要です。

  • 安定を最優先に求める人:収入の波に強い不安を感じやすい
  • 受け身で行動が遅い人:自らチャンスをつかむ意識が弱い
  • 責任を他人に委ねがちな人:結果を他人や環境のせいにしがち
  • 変化を嫌う人:新しい挑戦より現状維持を選びやすい

ただし、こうしたタイプでも、いきなり会社を辞めるのではなく、副業として小さく始めることで脱サラのリスクを減らせます。
少しずつ経験と自信を積み重ねることで、安定を保ちながら独立を目指すことも十分に可能です。

脱サラ起業におすすめの仕事11選


脱サラ起業といっても、世の中には多種多様な仕事があります。まずは、おすすめの仕事11選をご紹介します。

物販・ネットショップ

初期費用 開業準備として5〜50万円程度。無在庫・ハンドメイド等で5万円以下のスタートも可能。
難易度 中〜高。仕入れ・在庫管理・集客・配送を同時進行。
平均年収 約300〜1,000万円程度。商材・規模・運営力で大きく変動。
向いている人 商品選定〜販売の流れを楽しめる人/SNS・広告で集客に挑戦できる人/在庫・配送をコツコツ回せる人

物販・ネットショップは、物を安く仕入れて販売することで利益を得る仕事です。最近ではフリマアプリを活用する人も多いため、初心者でも始めやすく簡単に取り組めます。

ネットショップであれば、BASEやカラーミーショップなどのネットショップ作成サービスを利用すれば簡単に開設できます。
開業コストが小さいので、失敗した時のリスクも少なく、取組みやすい点が魅力です。
トレンドに沿った販売はもちろん、他にはないオリジナリティに富んだショップを運営して話題性を出すのもおすすめです。
在庫を抱えずに販売する方法や、一部の作業を委託する方法もあるため、収入を得ながら自由な時間を確保したい方にも向いています。

Webライター

初期費用 PC・ネット環境で開始。0〜5万円程度。
難易度 低〜中。基礎から始められるが、単価アップに実績・専門性が必要。
平均年収 約200〜600万円程度。文字単価・案件数・専門領域で変動。
向いている人 文章作成が好き/情報を調査・構成できる/在宅で柔軟に働きたい

Webライターは、Webサイトの電子書籍やコラム記事など、Web上に掲載する文章を書く仕事です。
書籍や雑誌などの紙媒体に執筆するわけではないため、パソコンだけですぐに仕事ができ、検索エンジンやSNSを活用した集客効果が高いことが魅力です。
パソコンとインターネット環境があればどこでもできる仕事なので、開業資金が少なく自由な場所で働ける仕事となっています。

文章のジャンルは、興味のあることや得意なこと、これまでの仕事を活かしたものなど様々な分野から選べます。
最初は月に数万円の収入かもしれませんが、知識やスキルを身に付けていけば、単価が上がったり依頼が増えたりして収益が上がる可能性も高いです。
複数人のライターを雇用し、自身はディレクションの立場になって利益を大きくすることもできます。

動画作成・編集

初期費用 編集ソフト・機材・学習費で5〜20万円程度。
難易度 中〜高。編集技術・構成力・演出センスが必要。
平均年収 約300〜800万円程度。案件単価・品質・継続契約で変動。
向いている人 映像表現に関心/構成やストーリー設計が好き/継続学習に前向き

YouTubeやSNSに動画を投稿することが多いという場合は、動画作成・編集の仕事もおすすめです。
Web上の動画コンテンツを作成・編集する仕事なので、専門知識が必要だと考えている方もいますが、無料の編集ツールを使えば誰でも簡単にできる仕事でもあります。
特定のスキルや資格は必要なく、パソコンがあれば場所を選ばずに仕事ができるので、在宅や外出先でも手軽に行えます。

近年は動画広告の需要が高いので、専門の資格を取得したり一定のスキルを身に付けたりすることも容易です。
高単価の案件はスキルがあったほうが獲得しやすくなるので、フリーランスを目指して経験を重ねていくことがポイントです。

プログラマー・ITエンジニア

初期費用 学習・資格・環境整備で10〜50万円程度。
難易度 高。専門知識と継続的スキルアップが必須。
平均年収 約400〜1,200万円程度。スキル・案件規模・経験で大幅に変動。
向いている人 論理的思考/課題解決志向/長期でスキル投資できる

プログラマーは、プログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアなどの作成を行います。
ITエンジニアは、人工システムの企画開発・設計・製作・運用・保守を一貫して担う仕事です。
プログラマーの場合はプログラミング言語や専門知識、ITエンジニアの場合はIT関連の専門知識やスキルなどを持っていなければなりません。
時間と根気が必要ですが、一度専門知識やスキルを身に付ければ、長く安定した収益が見込める仕事です。

プログラマーやITエンジニアは、人材供給不足が深刻になっています。
しかし、今後はさらにAIやIoT、VRなど最先端技術を活用した発展が見込まれているため、需要が高い仕事です。

家事代行サービス

初期費用 登録・備品・集客で0〜20万円程度。
難易度 低〜中。資格不要のケースも多いが信頼構築が鍵。
平均年収 約250〜600万円程度。顧客数・稼働時間・リピート率で変動。
向いている人 家事が得意/対人対応に抵抗なし/丁寧で継続的な作業が得意

家事代行サービスは、その名のとおり料理・掃除・洗濯・犬の散歩など、依頼者から依頼された家事を代行して行う仕事です。特別な資格やスキルは必要ありません。
普段から家事を積極的に行っている方や、家事が好きな方に向いています。

脱サラ起業で家事代行サービスを行う場合は、フリーランスとして依頼を請け負う方法と、フランチャイズに加盟する方法の2つがあります。
一般的な家事を代行するだけならフリーランスでも問題ありませんが、エアコン掃除や換気扇の掃除など専門知識や高度なスキルが必要になる場合もあるため、家事代行サービスにおける研修を受けておくと安心です。

営業代行

初期費用 PC・通信環境・営業資料などで0〜10万円程度。
難易度 中。営業経験者にとっては独立しやすいが、成果を出すには継続的な行動が必要。
平均年収 約300〜800万円程度。成果報酬・契約数で大きく変動。
向いている人 営業実績あり/行動量を出せる/人脈構築・提案が得意

営業代行とは、企業に代わり営業を行う仕事のことです。
営業経験がある方や成果報酬で実績を出したことがある方は、手腕を活かして企業の販路拡大を図れます。近年は経営効率を上げるため、外部のプロフェッショナルである営業人材に依頼するケースも少なくありません。

ただし、営業経験が豊富かつ実績やスキルが十分にあることが前提となります。
依頼された時に、自分ならどのような戦略・戦術で提案するか考え、経験に基づいたスキルを活かせるかが重要です。

店舗や事務所を構える必要がなく、初期投資が少なくて済みます。
収入は契約形態によって異なり、成果報酬または月額固定報酬のどちらかです。報酬の一部が固定で、残りを成果報酬としている場合もあります。

飲食店

初期費用 開業準備として100〜500万円程度。小規模カフェ・キッチンカーなら100万円前後でも可能。
難易度 中〜高。調理・接客・集客を一手に担う必要があるが、支援制度やフランチャイズ利用で参入しやすい。
平均年収 約300〜700万円程度。店舗規模・客単価・リピーター率により変動。
向いている人 料理や接客が好きな人/おもてなしに喜びを感じる人/地道に店舗を育てる意欲がある人

カフェやバー、居酒屋、レストランなど、様々な業態がある飲食店は、ビジネスの仕組みがシンプルで初心者でも始めやすい仕事です。
立地条件が良い場所や顧客ニーズを明確にした上で出店する必要がありますが、自分の好みに合わせて開業できます。
飲食店は利益率が高いため、手軽で稼ぎやすいこともメリットです。

ただし、出店にかかる費用や調理器材や接客設備など、初期投資が高額になる可能性があります。
厨房や飲食スペースを設けずにテイクアウトのみに特化した小規模飲食店もあるので、なるべくリスクを回避しながらスタートさせたい方は、キッチンカーでも開業できる小規模飲食店も検討してください。

小売業

初期費用 物件・什器・在庫で数十万〜数百万円。
難易度 中〜高。仕入・在庫・販売・接客を一貫管理。
平均年収 約250〜650万円程度。立地・商品構成・集客力で変動。
向いている人 販売・接客が得意/商品選定・仕入れが好き/地域密着で運営

小売業は、コンビニ・雑貨・アパレル・自動車販売・レンタカーサービス・買取サービス・リサイクルショップなど、種類は多種多様です。
フランチャイズ展開の業態が多く、研修やマニュアルもあり開業前後のサポート体制も充実しているため、脱サラ起業しやすくなっています。

店舗を借りて開業するため、物件費用や什器、設備などを整えるための初期投資が必要です。
フランチャイズに加盟することで、知名度や信頼度の恩恵を受けられるほか、廃業リスクを軽減し安定した収入も得やすくなります。
在庫が不要な自動車販売や自転車販売、開業資金を抑えられるリサイクルショップなどは利益を出しやすいといわれています。

宅配・物流業

初期費用 車両・機材・登録で50〜200万円程度になることも。
難易度 中。運転技能・ルート設計・顧客対応が必要。
平均年収 約300〜700万円程度。配送量・契約数・稼働効率で変動。
向いている人 運転・移動が好き/体力と時間管理に自信/サービス品質重視

宅配・物流業で独立・開業する方法です。
宅配・物流業は通販サイトやフリマアプリなどが急成長を遂げたことで需要が増している業界ですが、供給が追い付かず人材不足も深刻化しています。
需要と供給のバランスが悪くなっていることから、物流費用は今後値上がりする可能性があり、報酬も上がるかもしれません。

脱サラ起業としては人気のある仕事となっており、運転免許証を持っていればスタートできるので、スキルがなくても安定した報酬が得られます。
初期投資や運用投資も少なくて済むので、車の運転が好きな方や人と接するのが好きな方におすすめです。

塾の運営

初期費用 教室・設備・教材で100〜300万円程度になることも。
難易度 中〜高。運営力が必要だが、講師未経験でもフランチャイズ支援制度で始めやすい。
平均年収 約300〜600万円程度。生徒数・授業料・運営効率で変動。
向いている人 教えるのが好き/教育に情熱/運営・集客にも取り組める

学歴が高く勉強の指導が得意な方や好きな方には、塾の運営が向いています。
少子高齢化が進んでいますが、偏差値の高い進学校や大学の受験を成功させたい人は多く、塾の需要は高いです。

塾といっても個別指導塾や集団授業塾、自立型個別学習塾など、多くの種類があります。
生徒の数によっては予算や講師の雇用が必要になってくるため、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

ただし、少子化の影響を受ける可能性もあります。
少しでもリスクを抑えたいのであれば、子どもや学生を相手にする塾よりも、英会話・パソコン教室・ビジネススクールなど大人向けの塾を開業するという選択肢もあります。

農業や漁業などの一次産業

初期費用 農地・設備・機械・漁具などで数百万円〜数千万円になることも。
難易度 高。天候・立地・販路・資金回収スピードなど変数が多い。
平均年収 約200〜500万円程度。作物・漁獲量・販路によって幅が大きい。
向いている人 自然や食に関心が高い人/体力と忍耐力に自信がある人/地域社会とのつながりを活かせる人

野菜・果物・花などの農作物の栽培や販売を行う農家をはじめ、漁業や酪農などの一次産業で脱サラ起業する方法もあります。
いずれも、一定の知識やスキルを身に付け、農地の確保や漁業権の取得など、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。

農業や漁業は、年代に関係なく支持される仕事であり、歳を重ねても続けやすいという魅力があります。
都市部に住んでいる方は地方への移住や準備が必要になりますが、知識やスキルを身に付ければサラリーマンという立場から解放され、自由にのびのびと働けるかもしれません。
これまでの経験を活かして、新しい商品の開発・販売を手がけたり、販路拡大のために第6次産業を進めたりすることもできます。

脱サラ起業での仕事を選ぶ時のコツ


実際に脱サラ起業をしている方は多くいます。ここでは、脱サラ起業での仕事を選ぶ際のコツをご紹介します。

安定した収入が見込めるのか需要を確かめる

仕事を選ぶ上では利益が見込めるものか判断するために、需要が高いかどうかを見極める必要があります。
脱サラ起業を目指し、いくら素晴らしい計画を立てていても、市場でニーズがなければ成功することは困難です。
市場においてターゲットを明確にし、自分が行おうとしているビジネスに需要はあるか検討してください。

ただし、需要が高ければ高いほど、ライバルとなる競合他社が増えます。特に飲食業界は需要の波も高いため、起業できても長く続けられない可能性が高いです。
準備の段階から安定した収入が得られるかを見極め、慎重に判断することが大切です。

なるべく初期費用やランニングコストを抑え補助金などを活用する

実店舗や什器、設備などが必要な業態では、脱サラ起業するための初期投資の負担が大きくなってしまいます。
設備や在庫が必要な仕事であれば、具体的にどれくらいの投資額が必要なのか把握しておかなければなりません。

利益は、商品の原価や光熱費、人件費などを抑えただけ高くなります。店舗を持つ場合でも、省スペースなら賃料や光熱費を抑えることも可能です。
リスクを少なくするためには、初めから初期費用やランニングコストが少ない仕事を選ぶというのも方法のひとつです。
また、初期費用やランニングコストを抑えるために、補助金や助成金を利用する方法もあります。
創業手帳の「補助金ガイド」は、補助金・助成金に関する必要な知識から最新情報までまとめて提供しています。無料でご利用いただけるため、ぜひ活用してみてください。

自分に合っていて長く続けられる仕事を選ぶ

魅力的な仕事でも、自分に合っていなければビジネスとして長く続けることはできません。
脱サラ起業を検討しているのであれば、長期的に運営して安定した利益を得ていく必要があります。
自分にとって難しい仕事を無理して行うより、利益は少なくなったとしても自分に合った業種を選ぶことが大切です。

初期投資や開業の手軽さなどから選んでしまうと、後悔する可能性もあります。長く運営していくには、自分が好きな仕事や興味のある仕事かどうかが鍵となります。
迷いがある場合は、これまでに経験してきたスキルを活かせる職種から選ぶのもおすすめです。

集客のしやすさにも注目する

事業を安定・継続させるためには、利用者や消費者などからのニーズが高いかどうかも重要です。
例えば、開業時の認知度が高い場合は、運営初日から多くの人が利用する可能性があります。しかし、リピーターが確保できなければその状態が続く保証はありません。
そもそも、初めて起業する人が最初から利益を出せるかというと決してそうではなく、事業が軌道に乗るには時間がかかります。

しかし、集客しやすい職種であれば、継続的に収入が得やすく宣伝活動もしやすいです。集客しやすくても景気やトレンドに左右される仕事はリスクも大きくなります。
仕事を選ぶ際には、集客のしやすさと景気・トレンドの影響を踏まえ、広い視野を持って検討してください。

どれだけの競合がいるのか確認する

市場規模が大きく需要がある仕事は、競合他社も多くなります。市場規模が大きくライバルが多ければ、顧客が分散する可能性が高くなります。
安定した利益を出して長く続けていくには、ライバルが多いことはリスクになってしまうでしょう。

競合他社との差別化を図り、価格やサービスの質を向上させる努力も必要です。
仕事を選ぶ時は、競合他社がどれくらいいるのか確認し、できる限り競合が少ない仕事を選んでください。

現時点で市場規模が大きくても、将来的に変動する可能性もあり得ます。
逆のパターンも考えられるので、仕事を選ぶ時には競合他社の把握に加えて将来性を考慮して判断することが大切です。

まとめ・脱サラ起業を成功させるには準備と継続が鍵

自分の強みや得意を活かして、脱サラ起業を検討している方は多くいます。一度所属している会社を退職すれば、後戻りすることは困難です。
できるだけリスクを回避しながら、安定した利益を出し続けていくには、どのような仕事を選ぶかが重要です。

創業手帳(冊子版)」では、脱サラ起業を検討している方に向けて、起業のポイントやリスク、成功の秘訣などについてもご紹介しています。無料でお試しいただけるので、ぜひ起業前後にご利用ください。

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大久保写真創業手帳の創業者・大久保の解説

起業の定石としては、まずは初期投資やベースが少なくてもできる事業から参入し、徐々に収入と顧客基盤、ノウハウを蓄積して大きな事業にチャレンジしていくケースが多いです。

ノウハウなど実力が不足する場合は、蓄積が生まれるビジネスでノウハウや信用を積み上げることをおすすめします。

逆に良いアイデアで最初から大きく仕掛けていくことを想定している場合は資本調達するケースもありますが、この場合はVC・出資などのリスクマネーを活用していくことになります。

事業内容選びのポイントは以下。

1.起業される方がどのレベルにいるのか(ノウハウ・信用・基盤)
2.どこを目指すのか(コンパクトか大きく狙うか)

自分の現在地と目標設定を見直すと決めやすくなると思います。

創業手帳のアプリ版(無料)では事業計画書作成ツールを使用でいます。スマホで気軽に事業計画を練ることができますので、ぜひ目標設定にご活用ください。

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(編集:創業手帳編集部)

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