注目のスタートアップ

カーボンクレジットを活用した脱炭素×マーケティングを支援する「ExRoad」が5,000万円調達

company

2023年7月20日、株式会社ExRoadは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ExRoadは、カーボンクレジットを活用した脱炭素×マーケティングを支援するため、カーボンクレジットの調達から対外コミュニケーションまで一気通貫でサポートしています。


世界の平均気温は長期的にみて上昇傾向にあり、このまま地球温暖化が進むと今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇するという予測があります。

この地球温暖化が進むと、干ばつの増加、大規模災害の頻発、海面上昇による土地の減少、生物多様性喪失によるさまざまな悪影響などのリスクが高まります。

こうした背景から、世界では地球温暖化対策として二酸化炭素を中心とした温暖化ガスの排出削減に向けた取り組みが推進されています。

日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする“2050年カーボンニュートラル”を掲げています。

排出を全体としてゼロとするという言葉は、温室効果ガスを排出しないことは不可能であるため、排出せざるを得ない分は、同じ量を“吸収”または“除去”することによって差し引きゼロにするということを意味しています。

吸収・除去するためには、森林保全活動などに寄付を行うといった方法が考えられます。この削減量・吸収量をクレジットとして発行し、他企業との間で売買できるようにした仕組みをカーボンクレジットと呼びます。

企業はこのカーボンクレジットを購入することで脱炭素化に取り組むことができますが、ただ脱炭素化に取り組むだけではコストがかかるだけになってしまいます。

企業の脱炭素化の取り組みを経済的に価値あるものにするためには、消費者や取引先などに自社の脱炭素化の取り組みをアピールすることが重要です。

一方で、こうした脱炭素化に関するマーケティングやブランディングは、どのような施策が効果的なのかわからない、正確な情報を発信しなくてはSDGsウォッシュやグリーンウォッシュとしてかえってイメージダウンにつながるといった課題があります。

ExRoadは、カーボンクレジットの調達から対外コミュニケーションまで一気通貫でサポートすることで、企業のこれらの課題解決に貢献しています。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ESG ExRoad SDGs カーボンクレジット サポート マーケティング 支援 株式会社 環境 脱炭素 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「リアリゼイション」と「MainC」が業務提携 「IT導入補助金2023」対象ツール販売支援を開始
2023年3月28日、株式会社リアリゼイションは、株式会社MainCと業務提携し、「IT導入補助金2023」対象ツール販売の支援を開始したことを発表しました。 リアリゼイションは、補助金・助成金の情報…
AI面接サービス「SHaiN」提供の「タレントアンドアセスメント」が3.35億円調達
株式会社タレントアンドアセスメントは、総額3億3,460万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォン・アプリなどを介してAIが面接を行うサービス「SHaiN」を提供しています。 応募者…
不動産投資型クラウドファンディング「CREAL(クリアル)」 累計調達額が100億円を突破
2021年6月17日、クリアル株式会社は、運営する不動産投資型クラウドファンディングサービス「CREAL(クリアル)」において、クラウドファンディングでの累計調達が100億円を突破したことを発表しまし…
AIデータプラットフォームを提供する「FastLabel」が4.6億円調達
2022年8月10日、FastLabel株式会社は、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 FastLabelは、AIデータプラットフォーム「FastLabel」を提供していま…
インターネット商店街「くらしのマーケット」運営の「みんなのマーケット」が40億円調達
2020年1月21日、みんなのマーケット株式会社は、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インターネット商店街「くらしのマーケット」を運営しています。 ハウスクリーニング・引越し・リフ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集