注目のスタートアップ

コワーキングスペースの運営などを手がける「ATOMica」が4.8億円調達

company

2023年5月18日、株式会社ATOMicaは、総額約4億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ATOMicaは、出会い・交流・共創を持続的に生みだすソーシャルコワーキング「ATOMica」の運営や、コワーキングスペース運営システム「knotPLACE」の開発・展開、ローカルコミュニティの企画・運営などを行っています。

「ATOMica」は、単なるコワーキングスペースではなく、コワーキングスペースをハブに、人・地域・企業のつながりを創出するものとして企画・デザイン・運営を行っており、これをソーシャルコワーキングと呼んでいます。

直営拠点(2拠点)の運営だけでなく、自治体・大学・地元企業が有するスペースでのソーシャルコワーキングの企画・運営をそれぞれの主体と共創で行う「共創型」拠点を2022年2月から展開し、2023年5月現在、全国に13拠点を展開しています。

「knotPLACE」は、コワーキングスペースの運営によって培った知見をもとに開発するコワーキングスペース運営システムです。スペースの予約、チェックイン、契約請求といった顧客管理を行うことができるSaaSです。

今回の資金は、「共創型」拠点の運営品質向上のための人員体制の強化、「knotPLACE」の開発体制の強化、本格的な外部提供の開始に向けたセールス・マーケティング体制の強化に充当します。


オフィスとしての設備が整っており、賃貸オフィスよりもリーズナブルかつ柔軟な利用期間で利用できるフレキシブルオフィスは、最近市場が拡大し、多くの起業家、企業、個人事業主に利用されるようになっています。

フレキシブルオフィスには、個室を提供するレンタルオフィス、オープンなスペースを提供するコワーキングスペース/シェアオフィス、法人向けのサテライトオフィスなど、いくつかの種類があります。

このうちコワーキングスペースは、1時間単位などの一時的な利用(ドロップイン)も可能であることが多く、仕事場としてだけでなく、ミーティングや勉強会などでも活用されています。

また、人間の出入りが激しいことから、複数の起業家やフリーランスが集まり、さまざまな交流が生まれることも特徴です。

ATOMicaは、コワーキングスペースのこうしたコミュニティとしての側面に焦点を当て、コワーキングスペース「ATOMica」を運営しています。

また、自治体・大学・地元企業と共創し、コワーキングスペース・コミュニティ運営を行うモデルにも注力しており、コミュニティを通じた各地域の課題解決を支援しています。

起業の際にはオフィスが必要となります。賃貸オフィスを契約するのも良いですがコストがかかるため、創業期はシェアオフィスなどのオフィスも選択肢に入れると良いでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、賃貸オフィスや、シェアオフィス、コワーキングスペースなどを比較し、創業期に最適なオフィス形態を明らかにしています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ATOMica knotPLACE SaaS コミュニティ コワーキングスペース スペース ソーシャルコワーキング 共創 株式会社 空間 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

未利用排熱で電力を生み出すシステムの社会実装を目指す「elleThermo」が5,000万円調達
2023年4月14日、株式会社elleThermoは、5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 elleThermoは、半導体増感型熱利用電池(Semiconductor-Sensiti…
次世代型ブロックチェーン技術「Grid Ledger System(GLS)」を開発する「アーリーワークス」が1億円調達
2020年7月31日、株式会社アーリーワークスは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型ブロックチェーン「Grid Ledger System(GLS)」を開発・展開しています…
宅配物受取サービス「ecbo pickup」とクリーニング「ルビー」が業務提携
2021年4月9日、ecbo株式会社は、株式会社ルビーと業務提携したことを発表しました。 ecboは、荷物一時預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」、宅配物受け取りサービス「ecbo…
分散型台帳ソフトウェア開発の「Scalar」が資金調達
2020年2月14日、株式会社Scalarは、資金調達を実施したことを発表しました。 分散型台帳ソフトウェア「Scalar DLT」を開発しています。 分散データベース・ソフトウェア「Scalar D…
足型計測アプリ「asitom」展開の「gifted」が靴・ファッションの通販サイト運営の「ロコンド」と資本業務提携
2022年9月1日、株式会社giftedは、株式会社ロコンドと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 giftedは、足型計測アプリ「asitom(アシトム)」を開発・運営しています。 スマ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集