注目のスタートアップ

採用管理サービスを提供する「ZooKeep」が1.11億円調達

company

2023年2月16日、ZooKeep株式会社は、総額1億1,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ZooKeepは、採用管理システム(ATS)を提供しています。

応募者の一元管理、応募者・人事採用チーム・社内採用部門間のコミュニケーションを円滑にします。

また、グローバルパートナーとの連携により、採用者の入社手続き、離職率の改善などの人事問題の解決も行います。

今回の資金は、最適な採用プロセスの提案、ユーザーエクスペリエンス向上に向けたソフトウェア開発の加速に充当します。


企業の成長のためには人材採用が欠かせません。

近年は、AIなどのテクノロジーの著しい発展、SDGsの推進などにより社会・産業は大きな変化の時を迎えており、こうした変化に対応するためにも人材採用の重要性が高まっています。

しかし、採用業務に課題を抱えている企業は少なくありません。

主な課題としては、マンパワー不足、採用にかかるコスト、人材のミスマッチ、人材の定着などが挙げられます。

とくに中小企業は採用活動にかけられるリソースが大企業よりも少ないため、こうした課題はさらに重いものとしてのしかかってきます。

そこで注目されているのが、採用業務を一括管理するためのシステムであるATS(採用管理システム)です。

ATSは、求人案件の管理、求人情報の作成、履歴書など応募者情報の管理、日程調整などの効率化、内定通知、内定後のフォローなどを一括で実現するため、採用業務の工数を大幅に削減できます。

ZooKeep株式会社のコメント

このニュースを受けまして、ZooKeep株式会社よりコメントが届きました。

今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達の主な目的は、ZooKeepの採用管理システムをさらに開発するために、また、今年から目指しているアジアやアメリカへの事業展開を行うために必要なリソース(エンジニア、カスタマーサポートなど)を確保することでした。

今後の展望を教えてください。

日本はもちろん、アジアやアメリカにおいてたくさんのお客様にZooKeepのATSをぜひ一度試して、採用におけるお悩みを解決してもいただきたいと思います。

また、お客様の採用・人事機能を求人募集から従業員の定着までサポートできるようにあらゆるHRテックパートナーのネットワークをさらに拡大していくことを目指しております。

読者へのメッセージをお願いします。

人材とスキル不足という状況下において、日本企業様にとって最も大きな課題は採用です。中途採用のプロであるグローバル大手企業でも非常に苦労している中で、必要な人材を獲得できず、プロダクト開発や事業拡大、GTMが延期となる企業様が多いと思います。

ZooKeepはそういったお悩みを抱えている企業様のパートナーとなり、グローバルな人材でも獲得できるインフラとプロセス、ノーハウを提供しておりますので、お気軽にお問い合わせいただければ大変嬉しく存じます。

人材の採用は、企業の成長にとって重要です。しかし創業期の人材採用は大きな投資のため失敗ができません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ATS ZooKeep システム 一元管理 人事 採用 採用管理 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を開発する「インターステラテクノロジズ」が38億円調達
2023年1月16日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額38億円の資金調達を実施したことを発表しました。 インターステラテクノロジズは、低価格で便利な宇宙輸送サービスの実現を目指しています。 …
植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する「DAIZ」が植物性由来原料のリーディングカンパニー「Roquette」と資本業務提携
2023年1月24日、DAIZ株式会社は、Roquette(本社:フランス オー=ド=フランス地域)と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート…
エッジAIのアルゴリズムを提供する「エイシング」が4億円調達
2020年3月24日、株式会社エイシングは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジAIにおいて、導入機器側でのリアルタイムな自律学習・予測を可能にするAIアルゴリズム技術「Aii…
AI投資サービスなどを手がける「FOLIOホールディングス」が10億円調達
株式会社FOLIOホールディングスは、10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社岡三証券グループおよび岡三キャピタルパートナーズ株式会社が運営する投資事業組合です。 FOLI…
学習管理システム「learningBOX」などを展開する「learningBOX」が2.5億円調達
2022年11月4日、learningBOX株式会社は、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ベネッセホールディングスと、株式会社チェンジです。 learn…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集