注目のスタートアップ

eギフトサービス「AnyGift」を運営する「AnyReach」が1.1億円調達

company

2023年1月25日、AnyReach株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

AnyReachは、eギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」を運営しています。

ECやD2Cを運営する企業が、eギフト機能やオンラインギフトに関連する機能を自社ECサイトに組み込むことができるサービスです。

「AnyGift」を導入することで、ユーザーは住所を知らない相手にギフトを贈ることができるようになります。

受け取り側が日時を指定できる機能、好きな商品を選ぶことができるカタログギフト機能なども備えています。

企業側は、ギフトを購入した側だけでなく、ギフトを受け取った側の情報も取得できるため、より多様なマーケティングが可能になります。

今回の資金は、国内のEC・D2C企業への導入のさらなる推進、海外展開のための開発準備、採用強化に充当します。


eギフト(デジタルギフト、ソーシャルギフト)は、LINEなどのSNSやメールなどで手軽に送ることができるギフトサービスです。

オンライン完結でギフトを贈ることが可能であり、さらにインターネット上で知り合った人などに住所や氏名を隠したままでも贈ることが可能という特徴があり、近年のインターネット利用者の増加に伴い市場も成長しています。

また、ギフトを贈ることのコストが下がることから、CtoCだけでなく、BtoCにおけるキャンペーンやコーポレートギフトなどでも活用されています。

さらにEC市場は現在も成長市場ではありますが、今後のさらなる成長も予測されている注目のマーケットのひとつです。

eギフトは新たな需要を取り込むものとしてもマーケティングとしても活用できることから、今後利用するEC事業者が増加していくと考えられます。

「AnyGift」は、こうしたEC事業者・D2C企業が、自社ECサイトにeギフト機能を追加することができるサービスです。

eギフトを販売したい場合、通常はeギフトプラットフォームに商品を登録することになりますが、「AnyGift」を導入することで自社ECからeギフトを提供できるため、既存の顧客に対しeギフトという選択肢を提示することができ、そこから新規顧客を開拓することが期待できます。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AnyGift AnyReach D2C EC ECサイト eギフト エニーギフト オンライン カタログギフト ギフト マーケティング 株式会社 組み込み 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

保険証券登録済みの加入保険一元管理アプリ「保険簿」運営の「IB」が1億円超調達
2020年8月27日、株式会社IBは、総額1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 コンシューマー向けの加入保険情報管理アプリ「保険簿」を運営しています。 保険書類をスマートフォンで撮影するこ…
「X1Studio」が音声AI技術の「Aiello」と提携 ホテル専用スマートスピーカーを国内提供開始
2022年8月4日、X1Studio株式会社は、台湾のAiello Inc.と提携し、ホテル向けのスマートAIアシスタントの国内提供を開始したことを発表しました。 Aielloは、ホテル専用のスマート…
「アルトア オンライン融資サービス」のオンライン本人確認「eKYC」がAndroidに対応
2020年3月16日、オリックス株式会社および弥生株式会社が共同で設立した、アルトア株式会社は、「アルトア オンライン融資サービス」におけるオンライン本人確認「eKYC」においてAndroidに対応し…
誰でも弾ける楽器「インスタコード」を体験できるショールームが秋葉原の「SEEKBASE」にオープン
2021年5月7日、InstaChord株式会社は、2021年5月14日から16日までの3日間、「インスタコード」を体験できるショールームを、JR秋葉原駅高架下の商業エリア「SEEKBASE」にオープ…
位置情報データの活用を可能にするクラウドサービスなどを提供する「クロスロケーションズ」が3.8億円調達
2022年8月4日、クロスロケーションズ株式会社は、総額3億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 クロスロケーションズは、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集