注目のスタートアップ

Bluetoothを用いたハンズフリー認証プラットフォーム「SpeeIDy」を手掛ける「PaylessGate」が2.4億円調達

company

2022年10月12日、PaylessGate株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

PaylessGateは、Bluetoothを用いたハンズフリー認証プラットフォーム「SpeeIDy(スピーディー)」を開発・提供しています。

スマートフォンに搭載されているBluetoothを用い、独自の高精度位置測定技術と、高い認証技術を組み合わせることで、ハンズフリーで非接触の認証・決済を可能とする認証プラットフォームです。

イベントの受付、ポイント・決済、自動改札、スマートキーなど、さまざまな認証・決済サービスとの接続が可能です。これにより、分散するデジタル認証を統合するプラットフォームとしても機能します。

「SpeeIDy」の実証実験として、「さいたま市美園地区におけるオンデマンド交通におけるハンズフリー乗車認証の実証事業」や、「羽田イノベーションシティでの「自動運転バス」におけるデジタル認証による乗車受付」など、複数の事業者と展開しています。

今回の資金は、「SpeeIDy」の開発強化、人材採用に充当します。

交通系電子マネーのICカードや、クレジットカードのタッチ決済などの非接触型決済は、専用の端末にかざすだけで即座に決済が完了するため利便性が高い決済方法です。

コロナ禍では、感染症対策のため、レジに並ぶ時間を極力減らしたり、現金の直接のやりとりをなくしたりするため、非接触型決済の導入が進みました。

また、非接触型決済の仕組みは決済だけでなく、鍵の解錠などの認証にも利用することができ、施設の入退場の無人化を実現するにあたって必要不可欠な技術です。

非接触の認証技術としては、顔認証や網膜認証といった生体認証技術も考えられています。

生体認証技術はデバイスを必要としない一方で、プライバシーの問題もあります。そのため、スマートフォンなどのデバイスを利用したものが一般的となる可能性もあります。

PaylessGateの技術は、スマートフォンのBluetoothを利用するというシンプルな仕組みながら、端末をかざさない非接触での決済・認証を実現します。

カバンやポケットにデバイスを入れたまま決済・認証が可能であるため、無人店舗におけるシームレスな決済などを実現します。

ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達や他企業との提携が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Bluetooth PaylessGate SpeeIDy イベント スピーディー スマートフォン ハンズフリー プラットフォーム 位置測定技術 実証実験 技術 株式会社 決済 認証 資金調達 非接触
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを用いた不正検知サービス・サイバーセキュリティサービスを提供する「ChillStack」が資金調達
2024年9月12日、株式会社ChillStackは、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約3.5億円となりました。 ChillStackは、不正経費自動検知クラ…
「ギグベース」が資金調達 タレント採用プラットフォーム「gigbase」の正式版を公開
2022年7月28日、ギグベース株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「gigbase」の正式版を公開したことも併せて発表しています。 「gigbase」は、オールインワンのタレン…
未熟児網膜症治療薬の実用化を目指す「フェリクス」が12.5億円調達
2025年7月1日、株式会社フェリクスは、総額12億5000万円の資金調達を発表しました。 フェリクスは、フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品開発を行う九州大学発のバイオテックスタートアッ…
アップサイクル繊維を開発・製造する「Curelabo」が資金調達 エフ・シー・シーと共同開発を開始
2023年3月9日、Curelabo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である株式会社エフ・シー・シーと素材の共同開発を開始することも併せて発表しています。 さらに、…
細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発する「ソラリス」が4.1億円調達 ミミズ型ロボット量産へ
2022年5月25日、株式会社ソラリスは、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソラリスは、細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発しています。 独自開発の人工筋肉に…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集