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3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本を提供する「えほんインク」が8,600万円調達

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2022年9月28日、えほんインク株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。

えほんインクは、3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本をプレゼントできるサービスなど、オリジナル絵本サービスを展開しています。

50万通りのパーツを組み合わせてオリジナルの3Dアバターを作成し、そのアバターを主人公とした絵本を届けるサービスです。

物語は、誰もが知っているような古典や、えほんインクのオリジナルのものから選ぶことができます。

今回の資金は、さらなる成長を目的としたオリジナル絵本の制作、アバター作成システムの開発などに充当する予定です。

紙+電子出版市場は、近年は若干の上昇傾向が見られるものの、ピークである1996年の約2.6兆円から比べると、約1.6兆円(2021年)と大きく縮小しています。

一方で、絵本市場は少子化が進展しているのにもかかわらず成長を続けている市場となっています。

要因としては大手出版社の参入や、親子の時間を豊かにするものとして受け入れられていること、SNSによる口コミなどによってヒットする作品が増えていること、祖父母世代といった購入者が増えていることなどが挙げられています。

絵本業界では世代を超えて読み継がれてゆくロングセラー作品が少なくありません。

子どもが気に入る絵本を予測することは難しいため、絵本を購入する親は古典やロングセラーを選ぶという保守的な傾向があります。

えほんインクのサービスは、3Dアバターが主人公となって物語が展開されるというものであるため、古典であっても新鮮さを感じることができるという特徴があります。

絵本は教育のためにも読み聞かせることがあります。また、大人にとっても読書は良い学習方法のひとつです。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、書店員が選ぶ社員教育に使える本10選を紹介しています。

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