注目のスタートアップ

フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品の研究開発を進める「フェリクス」が3億円調達

company

2022年9月22日、株式会社フェリクスは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

フェリクスは、フェロトーシス・酸化脂質をターゲットとした医薬品の研究開発を進める、九州大学発スタートアップです。

眼、神経、新生児領域のファースト・イン・クラス(画期的医薬品)の低分子医薬品の創出を目指しています。

フェロトーシス(ferroptosis)は、過酸化脂質などの蓄積によって引き起こされるプログラムされた細胞死のことです。

その存在は昔から知られていましたが、主要な特徴については2012年と比較的近年になってから明らかにされました。

近年のフェロトーシスの研究の進展により、がん、心臓や腎臓の虚血再灌流障害、脳卒中などの虚血性疾患、ALS・パーキンソン病・アルツハイマー病などの神経変性疾患などとの関連が明らかになり、新たな創薬ターゲットとしても注目されています。

とくに既存の抗がん剤に耐性を持つがんについては、フェロトーシスに対して感受性が高く、フェロトーシスの誘導が新たながん治療として期待されています。

九州大学大学院薬学研究院などは、フェロトーシスを抑制する効果のある薬剤の特定や、ビタミンKにフェロトーシスを強力に防ぐ作用があることなどを発見しています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ フェリクス フェロトーシス 九州大学 創薬 医薬品 株式会社 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

注文住宅間取りをスマホから依頼できる「madree」など展開の「スタジオアンビルト」が1.3億円調達
2021年10月13日、スタジオアンビルド株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 注文住宅の間取りをスマホで依頼ができる「madree(マドリー)」と、建築設計のク…
スキマバイトサービス運営の「タイミー」が「KDDI open innovation fund」から資金調達
2021年8月30日、株式会社タイミーは、KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)と投資契約書を締結し、KDDI株式会社との業務提携の検討を目的…
製品ナレッジ活用クラウド「PRISM」を提供する「Things」が3.2億円調達
2025年7月7日、株式会社Thingsは、総額約3億2000万円の資金調達を発表しました。 Thingsは、製品ナレッジ活用クラウド「PRISM(プリズム)」を開発・提供しています。 生成AIを標準…
コロナ禍に創業した企業の倒産動向について
株式会社帝国データバンクは、2020年2月以降のコロナ禍に創業した新興企業の倒産動向について、調査・分析を行い、その調査結果を発表しました。 概要 ・国内で新型コロナウイルスの感染拡大した2020年2…
副業募集プラットフォーム「Kasooku」運営の「ドゥーファ」が1.9億円調達
2020年4月30日、株式会社ドゥーファは、総額約1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 副業募集プラットフォーム「Kasooku(カソーク)」を運営しています。 副業で働く人と、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集