インフルエンサー かに|大手金融マンがTwitterでインフルエンサーになるまで

創業手帳
※このインタビュー内容は2022年09月に行われた取材時点のものです。

『創業手帳』や官公庁のホームページを利用しない手はない! 無料で手に入る情報を使い倒せ

Twitterで3万人以上のフォロワーを持つ大手金融マンのかにさん。

毎朝6時に“お金の知識”について配信を行っており、フォロワーからも指示を得ています。

そんなかにさんが「創業手帳」の存在についてTwitterで配信を行ったところ、多くの方から反響があり、創業手帳代表の大久保とかにさんとの対談が実現。

Twitterでのフォロワーの伸ばし方や、経営者の金融機関との付き合い方などを伺いました。

かに
大手金融マン
大手金融機関勤務8年目。両親が自営業だったが、経営難で学生時代に貧しい思いをしたことから、「企業を支えたい」という気持ちで金融機関に就職。また、より多くの人に、「お金で苦労をしてほしくない」「個人の発信力をつけたい」という思いでTwitterを開始し、5か月で3万人以上にフォローされている。
Twitterアカウント @kanikun_com

インタビュアー 大久保幸世
創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

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読者にとって本当に有益な情報をTwitterを通して届けたい

大久保:Twitterで創業手帳のことを紹介していただき、ありがとうございます。

かに創業手帳さんはすごくいいサービスだと感じているので紹介しました。必要な方たちに情報が届いてほしいと思って発信しています。

大久保:Twitterは匿名でされていると思いますが、取材になりますので、念のためご本人であることの確認やお勤め先などの確認をさせていただけますか。

かに:私の社員証はこちらになります。

大久保:大手の金融機関にお勤めなんですね。今のような発信はどうして始められたのですか。

かに:両親が個人事業主だったこともあって、学生時代は貧しい思いをした経験があります。知識を発信し、人の役に立ちながらお金をいただけるのならと、副業のベースとして始めました。

また、大企業はマニュアルもしっかりしていて、決まった仕事しかしないことも多いため、個人のスキルとしてはそこまで高くないのではという危機感もありました。個人として発信することで自分を高めたいという思いがありましたが、結果として、さまざまな人との交流を通し新たな観点や知識を得て、それをまた本業に活かすことができています。

Twitterにお金に関することを発信しているアカウントってすごく多いんですが、自分の場合は大手金融マンとして副業や起業についての情報を発信できるというところでスタートしました。

大久保:Twitterをはじめて、フォロワー数はどのように伸びていったのですか。

かに:僕はバズったツイートで爆発的に伸びたタイプですね。「僕が起業するなら」というツイートで4000人ぐらいフォロワーが増えました。創業手帳さんについてのツイートでもかなり増えましたね。

大久保:とはいえ、10人しか見ていないアカウントでつぶやいてもなかなかバズるのは難しいと思うので、それなりにフォロワーの人数がいてこそですよね。

かに:そうですね。僕はTwitterのオンラインサロンに参加していて、特に初期はそこでのつながりにすごく助けられました。仲間がいるということは継続するうえですごく重要ですし、フォロワーもベースはそこで伸びましたね。

大久保:Twitterを運営する上で重要なことはなんですか。

かに読者にとって本当に有益な情報を発信しないと、なかなかフォロワーは増えません。「いいね」を押すというのは共感であり、フォローするということはまた別の話で、「この人は自分にとって役立つ情報を発信してくれる」と思わないと、人はなかなかフォローをしないんですね。

日常生活の愚痴ツイートなどに「いいね」がたくさんついてバズったりしますが、じゃあそれでそのアカウントをフォローするかというのはまた別の話になります。

僕はツイートの中に今から使える情報を盛り込むことで、いいねはそこまで多くなくてもフォローしてもらえるツイートを意識しています。

Twitterのフォロワーを伸ばすために、ココ重要!
  • ・オンラインサロンで土台を作る
  • ・継続するために仲間を作る
  • ・読者にとって本当に有益な情報を発信する

経営者にとって金融機関と上手につきあうことが大事

大久保:なるほど。時間の捻出はどうされているんですか?

かに:仕事も忙しく、郊外に住んでいるので平日は帰宅が22時〜23時になります。副業に割ける時間は朝の5時から7時ですね。あとは通勤時間中にインプットやTwitterのネタを考えたりしています。

大久保:Twitterを始めてよかったことはなんですか。

かに:個人として発信をすることで、いち会社員では出会えなかった経営者の方や、実績がある方たちとやりとりができることですね。フォロワーもありがたいことに3万人まで増えたので、多くの人に自分の発信を届けられるということもメリットと感じています。

大久保:起業や経営を上手に続けていくために必要なことはなんでしょうか。

かに:最初の資金調達を始め、金融機関と上手につきあうことができるかどうかが非常に大事になってくると思っています。特にコロナ禍で借金がかさみ、これ以上借入ができないというなかで収益力を伸ばしていかなければならない経営者は多いと思います。そういったときに相談できる金融機関があることですね。

大久保:そういった意味では、まっとうな商品やサービスを売るということも大切なことですよね。

かに:そうですね。例えばですが、情報商材を売りますという起業家がいて、どうもその情報商材が怪しげだなということになると、金融機関としてもどうしても警戒してしまいます。

大久保:今後の展望は。

かに中小企業の方を支えたいという思いはずっと根っこにありますね。まずは今まで通り、「お金の知識」を、より多くの人に届けたいと思っています。

大久保:最後に、読者に対してメッセージをお願いします。

かに準備不足のために、残念ながら起業しても失敗してしまう方をたくさん見てきています。創業手帳は起業後に自動的に送られてくると聞いていますが、むしろ起業を考え始めたら資料請求をして、十分に準備をした上で起業することをおすすめしたいですね。

創業手帳や官公庁のホームページなど、これほど有益なものが無料で利用できるというのはすごいことだと感じます。こういったものを最大限活用して、起業にチャレンジしてほしいです。

起業を目指す人を支援する冊子「創業手帳」では、時代の先を読むキーパーソン、起業家のインタビューを掲載しています。新しい知見の情報源としてぜひご活用ください。

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(取材協力: かに
(編集: 創業手帳編集部)



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