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2022年7月6日医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」など医療ICT事業を展開する「アルム」が247億円調達

2022年7月5日、株式会社アルムは、247億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、株式会社ディー・エヌ・エーと、株式会社西武リアルティソリューションズです。
アルムは、以下のサービスを提供しています。
・医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」
・救急搬送トリアージアプリ「JoinTriage」
・多職種連携ソリューション「Team」
・救命・健康サポートアプリ「MySOS」
・治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する患者リクルートメントソリューション「Enroll」
・医療提供体制支援ソリューション「Join Control」
・院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」
・感染症対策ソリューション「MyPass」
今回の資金は、遠隔医療に特化した新しいソリューションの展開や、既存ソリューションとIoTデバイスの連携による医療・介護現場のDXの加速、さらなるグローバル展開に充当します。
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国内では少子高齢化が深刻な課題となっています。このまま少子化が進めば1.2億人だった人口が2053年には約9,900万人にまで減少すると推計されています。
一方で高齢化率は高まっていくため、要介護者や医療を必要とする人口が増加し、医療の需要と供給のバランスが崩れ、医療現場では人手不足がより深刻となると予測されます。
医療現場ではもともとアナログな業務が多く、デジタル化が大きな課題となっていました。コロナ禍によって医療機関同士や保健所・自治体などとの連携の課題が顕在化し、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた動きが加速しています。
医療におけるデジタル化・DXでは、遠隔医療の実現による地域間の医療格差の解消、電子カルテなどのシステムの普及・標準化による業務効率化と医療機関間の連携の効率化などが進められています。
将来的にはVR技術など最新技術が医療機関に導入され、遠隔での手術なども実現されていくと予想されています。
創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
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