注目のスタートアップ

受付から終了まで30分で完了する脳ドック「スマート脳ドック」などを展開する「スマートスキャン」が13.7億円調達

company

2022年4月11日、スマートスキャン株式会社は、総額13億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

スマートスキャンは、脳ドックのWeb予約サイト「スマート脳ドック」や、脳ドック専用のクリニック「メディカルチェックスタジオ」のプロデュースなどを行っています。

「スマート脳ドック」は、受付から病院を出るまでを30分で完了する脳ドックサービスです。Webから予約でき、税込19,250円という価格で脳ドックを受けることがでます。

また、CT肺・心血管ドック、新型コロナ抗体検査、CT体脂肪検査、sd LDL-C検査など様々な検査を組み合わせ、同日にまとめて検査することも可能です。

全国の病院・クリニックにあるMRI装置を有効活用するため、未稼働時間を活用したシェアリングエコノミーの構築により、「スマート脳ドック」が受けられる環境づくりを進めています。また、MRI搭載車による「移動式脳ドックサービス」の提供を出光興産株式会社と進めています。

今回の資金は、シェアリングエコノミー事業の拡大、移動式健診サービスの本格展開、サービス・周辺情報の発信の強化などに充当されます。

脳ドックとは、脳卒中や脳萎縮などの脳疾患の早期発見のため、MRIなどによる検査を行う検診サービスのことです。

脳梗塞・くも膜下出血などの脳血管疾患は、突然発症しそのまま死に至るというケースが多く、とても恐ろしい疾患のひとつです。自覚症状などもなく発症することが多いため、未然に防ぐためには、生活習慣の改善や定期的な検査が重要です。

脳ドックの相場は約2万円~5万円で、時間も1時間半~3時間程度かかると言われています。そのため脳ドックの必要性を理解していながらも検診を受けることを躊躇してしまう人も多数いると考えられます。

「スマート脳ドック」は、約2万円という低価格で、30分で検査が完了するという利便性の高さを特徴とした脳ドックサービスです。ITを駆使することによって効率化を図ることでこのサービスを実現しています。

また、全国の病院・クリニックにある未利用時間帯のMRIを「スマート脳ドック」で活用することにより予防医療を進めつつ、病院・クリニックの利益を最大化させることも同時に行っています。

ヘルスケアは企業の健康経営にとっても重要です。たとえば雇用人数が50人未満の事業場のストレスチェックは任意とされていますが、生産性の向上のためにも実施したほうがよいもののひとつです。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、社労士によるストレスチェック対応について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ クリニック スマートスキャン スマート脳ドック メディカルチェックスタジオ 予約 予防医療 医療 未病ケア 株式会社 病院 脳ドック 脳疾患 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

VRイベント「バーチャルマーケット」の開催やVRエンジン提供などXR事業を展開する「HIKKY」が5億円調達
2022年2月8日、株式会社HIKKYは、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社メディアドゥです。また、2021年11月15日に65億円の資金調達を発表しています。 HIK…
線虫がん検査「N-NOSE」を提供する「HIROTSUバイオサイエンス」とペット保険の「アニコム損害保険」が戦略的資本提携・業務提携を開始
2023年3月7日、株式会社HIROTSUバイオサイエンスとアニコム損害保険株式会社は、このたび戦略的資本提携・業務提携を開始したことを発表しました。 また、共同研究を進めてきたペット用のがん検査につ…
エンターテインメント領域で搭乗型ロボットの企画・開発・プロデュースを手がける「MOVeLOT」が資金調達
2024年2月1日、MOVeLOT株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シードラウンドにおいて累計1億1,500億円の資金調達を完了しています。 MOVeLOTは、搭乗型ロボットプロデュ…
「パブリックコネクト」が3,000万円調達 官公庁に特化した採用プラットフォーム「PUBLIC CONNECT」の正式提供を開始
2023年8月1日、株式会社パブリックコネクトは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「PUBLIC CONNECT」の正式提供を開始したことも発表しました。 「PUBL…
医療人材の紹介・派遣事業を展開する「ナラティブ・ガイド」が資金調達
2023年8月17日、株式会社ナラティブ・ガイドは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ジョイプランニングです。 ナラティブ・ガイドは、医療従事者を必要とする法人への採用・定着支…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集