注目のスタートアップ

ヒトの潜在的な情報も可視化するテクノロジーを活用してマーケティング事業などを展開する「AIQ」が16億円調達

company

2022年3月31日、AIQ株式会社は、総額約16億円の資金調達を実施したことを発表しました。

AIQは、ヒトの表面的な情報だけでなく見えない領域(Inside)も含めた様々な情報をテクノロジーによって可視化する、INSIDE TECHを事業のコアにしています。

この技術をもとに、SNSの投稿データ(写真・動画・テキストなど)を複合的に解析し、投稿者の年代・興味関心・居住エリア・フォロワー属性などを可視化するプロファイリングAIを開発し、事業に組み込んでいます。

2022年3月現在、以下の事業を展開しています。
・Instagram運用支援SaaS「moribus」
・インフルエンサーマーケティングツール「MATCH ENCER」

「moribus」は、自社分析、同業種との比較、全体の運用トレンドの分析によりInstagramアカウント運用の課題を抽出し、効果を最大化させるツールです。

今回の資金は、既存プロダクトの発展のための組織・マーケティング活動の強化、新規事業推進のための組織の組成に充当されます。

総務省が公開している「令和3年版 情報通信白書」によると、世帯におけるスマートフォンの保有率は86.6%となっています。スマートフォンの普及により、人びとはインターネットに気軽にアクセスできるようになりました。これにより、多くの消費者はなにかを買おうとする時にインターネットで検索し、商品の情報を得るようになっています。

近年はInstagramやTwitterなどのSNSで検索し、実際に利用している人の感想や口コミを購入の基準にする人も増加しています。

実際に、若年層はSNS検索をGoogleなどの検索エンジンと同程度に利用していることがわかっています。このSNS検索は主にトレンドの検索で利用されているため、新商品の購入に結びつくものであると考えられます。そのため、SNSで最適なユーザーに最適な情報発信を行うことができれば最大限の効果を発揮することができるでしょう。

AIQは、SNSユーザーをプロファイリングすることで属性分析などを行い、潜在顧客にリーチすることができるInstagram運用支援ツール「moribus」の提供などを通じ、新たな時代において企業の売上最大化を支援しています。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。特にSNSマーケティングはリアルな顧客の声を聞けることが大きなメリットです。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AIQ INSIDE TEC Instagram MATCH ENCER moribus SNSマーケティング インサイト・マーケティング インフルエンサー マーケティング 支援 株式会社 資金調達 運用
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIを活用した経済予測プラットフォーム「xenoBrain」を開発・提供する「xenodata lab.」が1.8億円調達
2023年8月25日、株式会社xenodata lab.は、総額1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 xenodata lab.は、AIを活用した経済予測プラットフォーム「xen…
豆腐を原料とした代替肉「TOFU MEAT」を開発・製造する「トーフミート」が資金調達へ
2022年12月20日、株式会社トーフミートは、資金調達を開始したことを発表しました。 トーフミートは、豆腐を原料とする植物由来100%の新食材「TOFU MEAT(トーフミート)」を開発・製造してい…
クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」 構造図から豆図を自動で検出・保存する「豆図AIキャプチャー」機能を提供開始
2023年7月14日、株式会社アンドパッドは、提供する「ANDPAD」において、「豆図AIキャプチャー」機能の提供を開始することを発表しました。 「ANDPAD」は、クラウド型建設プロジェクト管理サー…
「創業手帳」によるオンライン・セミナー「初めての競合比較分析」が1/13に開催 受講者募集中
創業手帳株式会社は、「初めての競合比較分析」を2021年1月13日(水)に開催することを発表しました。 「初めての競合比較分析」は、だれでもすぐに始められる簡単なマーケティングの考え方を手順を追って説…
エンジニア・デザイナー特化の副業採用プラットフォーム「offers」運営の「overflow」が1億円調達
2020年3月3日、株式会社overflowは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ハイ・クラス・エンジニアやデザイナーに特化した副業・複業採用プラットフォーム「Offers(オファー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集