注目のスタートアップ

ヘリコプター遊覧予約サービスやヘリコプターチャーターサービスを展開する「AirX」が資金調達

company

2021年10月27日、株式会社AirXは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、双日株式会社です。

AirXは、ヘリコプター遊覧予約「AIROS Skyview」と、ヘリコプターチャーター(貸切)サービス「AIROS」を展開しています。

「AIROS」は、ビジネス・ゴルフ・観光などの移動や、機体の撮影、空撮など様々な用途で利用することができます。

ヘリコプターの遊休機と利用者をマッチングすることによって、予約時間の短縮と低コスト化を実現しています。

ビジネスジェット事業を展開する双日とは、ビジネスジェットの利用者に向けたヘリの利用促進や、ヘリ利用者へのビジネスジェットの利用促進などの相乗効果を見込んでいます。

また、ビジネスジェットとヘリの共通プラットフォームを共同開発するなど、モビリティ関連での新たなサービスの展開を考えています。

2025年に開催される大阪・関西万博では空飛ぶクルマ(エアモビリティ)によって万博会場まで送客するということが考えられています。

すでに実証実験が開始されており、一般観客の前でもフライトが行われました。

中国の電気自動車メーカーXpengの関連会社であるエアモビリティ企業のHT Aeroは、5億ドル(約570億円)の資金調達を実施するなど、次世代の乗り物として非常に注目されていることがわかります。

エアモビリティは空を飛ぶため、目的地までの所要時間が短縮されることや、渋滞がなくなることなど数々のメリットがあります。

課題としては機体の安全性や、法整備、管制システムの構築が挙げられます。

将来的には、複数の交通機関をひとつのサービスとして捉え一体的に提供するMaaS構想に組み込まれると考えられます。

またヘリコプターや飛行機といった航空機もMaaSに組み込まれ、最適な活用法が模索されていくでしょう。

東京のヘリポート数は世界で一番多いものの、騒音規制や自治体・政府の規則によりヘリコプターはあまり活用されていない状況にあります。

AirXは将来的なエアモビリティの普及も考え、まずはヘリコプターやビジネスジェットの領域から地盤を固めていく考えでしょう。

プラットフォームビジネスは、利用者やコンテンツの拡充がビジネスの成長に直結するため、営業が重要となってきます。「冊子版創業手帳」では、リソースが足りない創業期において、営業を支援してくれるツールの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AIROS AIROS Skyview AirX エアモビリティ チャーター プラットフォーム ヘリ ヘリコプター マッチング 予約 双日 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中小機構がスタートアップと大企業・海外企業・投資家をつなぐ「スタートアップマッチングスクエア」を開設
2024年3月21日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は「スタートアップマッチングスクエア」を開設したことを発表しました。 「スタートアップマッチングスクエア」は、全国のスタートアップと大手企業、海外…
スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラットフォーム「smartround」を運営する「スマートラウンド」が資金調達
2022年9月6日、株式会社スマートラウンドは、1倍非参加型の優先株式で資金調達を実施したことを発表しました。 スマートラウンドは、スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラッ…
営業支援サービス・営業育成DXツール「SaleSpot」を提供する「ブレーンバディ」が資金調達
2023年6月27日、株式会社ブレーンバディは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社MTG Venturesが運営する「Central Japan Seed Fund」です。 ブ…
宿泊施設向け基幹システム「aiPass」運営の「クイッキン」が6,000万円調達
2021年1月29日、クイッキン株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 宿泊施設向けの非接触型のチェックイン機能をベースにした基幹システム「aiPass(アイパス)」を…
官民共創による社会解決型新規事業開発のコツを学べる研修プログラム「逆プロポ・Learning」がローンチ
2022年5月30日、株式会社ソーシャル・エックスは、「逆プロポ・Learning」をローンチしたことを発表しました。 「逆プロポ・Learning」は、官民共創による社会解決型新規事業開発のコツ・ノ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集