注目のスタートアップ

高精細小型SAR衛星の「QPS研究所」が8.65億円調達

company

2020年11月5日、株式会社QPS研究所は、総額8億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

独自開発した小型衛星用の大型軽量アンテナにより、従来の衛生の20分の1の質量、100分の1のコストを実現した、100kg級高精細小型SAR(合成開口レーダー)衛星の打ち上げに成功しています。

2020年11月現在、2025年を目標に36機の小型SAR衛星を打ち上げて衛星コンステレーションを構築し、約10分ごとの準リアルタイム地上観測データ・サービスの提供を目指しています。

今回の資金は、2022年打ち上げ予定の3号機~6号機の先行開発や、足長部材の先行手配などに充当されます。

近年宇宙ビジネスは注目されており、世界市場は2017年時点ですでに38兆円で、2030年までに70兆円以上になると予測されています。

宇宙ビジネスの分野には、“衛星サービス”、“地上設備”、“非衛星産業”、“衛星製造”、“ロケット打ち上げ”があります。

このうち一番大きな割合を占めているのが“衛星サービス”(38%)です。“衛星サービス”は、衛星を打ち上げ、それにより得たデータを販売したり活用したりするサービスのことを指します。

小型衛星に関するコストが下がれば下がるほどベンチャー企業の参入障壁が低くなっていきます。今後の衛星関連技術の発展には注目が必要です。

スケールの大きなビジネスには多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ QPS研究所 SAR サービス データ 宇宙 小型 株式会社 衛星 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「もりおかSDGs ファンド」が手紡ぎ手織りの毛織物「ホームスパン」事業を展開する「クラシカウンシル」に出資
2022年5月20日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、「もりおかSDGs 投資事業有限責任組合(もりおかSDGs ファンド)」より、株式会社クラシカウンシルに投資を実行したことを発表しまし…
骨粗鬆症検診用AI医療機器を開発する「iSurgery」が8,000万円調達
2022年9月6日、iSurgery株式会社は、総額8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 iSurgeryは、胸部X線写真から骨密度を推測するAI医療機器を開発しています。 一般的か…
デジタル保険代理店「コのほけん!」を運営する「Sasuke Financial Lab」が12億円調達
2025年6月26日、Sasuke Financial Lab株式会社は、総額約12億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約32億円となりました。 Sasuke Finan…
個人向け融資プラットフォーム開発の「UPWARDS」が資金調達
2019年11月11日、株式会社UPWARDSは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、金融庁よりノーアクションレターを受領したことも併せて発表しました。 個人向けの融資プラットフォーム「クラ…
お金のオンラインチャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」など運営の「400F」が1.6億円調達
2021年7月13日、株式会社400Fは、1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ベンチャーキャピタルのSkyland Venturesです。 お金のオンラインチャット相…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集