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難発現性タンパク質を大量生産できる生産プラットフォームを展開「KAICO」が資金調達

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2020年5月26日、KAICO株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

九州大学のオリジナル・カイコを利用しカイコ・バキュロウイルス発現法により、生医療用研究試薬やワクチン、診断薬などの大きな潜在需要がありながら、低コスト生産が実現できていない難発現性タンパク質を大量生産できる生産プラットフォームを商業的に構築しています。

これにより、医薬品・ワクチンの量産が可能となります。また、少量多品種の生産に対応可能であるため複数薬の同時並行開発もおこなえます。

今回の資金は、生産設備の施工、機器の設置、研究開発・生産を担う人材増員に充当されます。

現在、新薬の主流は低分子化合物からタンパク質や生物由来の物資から作られるバイオ医薬品にシフトしています。

大手製薬会社は低分子医薬を作るノウハウはありますが、バイオ医薬はまったく別の分野ですので知見がありません。

そのためバイオ医薬はベンチャー企業が強みを持つ分野となっています。

スタートアップには医療の課題を解決する力があります。しかし研究開発系には継続的な資金調達が欠かせません。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCからの出資を受けるためのノウハウを詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ 化学 医薬品 株式会社 生産 資金調達 開発 難発現性タンパク質
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