クラウドファンディング・サイト運営の「READYFOR」が法人向けSDGsマッチング事業をローンチ

2019年7月29日、READYFOR株式会社は、法人向けSDGsマッチング事業「READYFOR SDGs」の提供を開始することを発表しました。

第1弾参画企業として、中部電力株式会社、大鵬薬品工業株式会社、ロート製薬株式会社、大和リース株式会社、株式会社ストライプインターナショナルの参画が決定しています。

企業毎にSDGs(持続可能な開発目標)支援テーマを決定し、該当する活動・プロジェクトの募集を行います。

各審査から選ばれたプロジェクトには、目標金額の50%を上限にマッチングを実施します。

READYFORは、国内最大級のクラウドファンディング・サービス「Readyfor」を運営しています。

READYFOR株式会社 PR室広報担当 大久保 彩乃氏のコメント

今回のニュースにつきまして、READYFOR株式会社 PR室広報担当 大久保 彩乃氏よりコメントが届きました!

ーこのサービスを始めた経緯を教えてください

大久保:このサービスには企業側と実行者の双方にメリットがあると考えています。企業サイドは、「SDGsを目標に掲げたものの、具体的にどのように行ったらいいかわからない」というような悩みを持っているケースが多いです。そこに対して、私達が今までご一緒させていただいた、SDGsに向けた活動をしている実行者さんとマッチングすることによって、事業や会社の叶えたいビジョンに合うようなパートナーを見つけて、一緒に活動できるようにしたいと思っています。

実行者サイドにとっては、我々のサービスの支援者は個人の方々が多いのですが、実行者の皆さんからは「より大きな夢を叶えたい、さらに長期間で大きな資金が必要」というニーズも出ていました。企業と組める環境を整えることで、なかなか大きなお金が流れにくいような活動に対しても支援できるようになると考えています。

ーサービス提供開始にあたり、どのような反響がありましたか?

大久保:プレスリリースの発表イベントにお越しいただいた企業さんの中でもかなり良い反響をいただいています。
 7月29日時点で、中部電力、大鵬薬品工業、ロート製薬、大和リース、ストライプインターナショナルさんの5社様との取り組みが決まりました。その中で中部電力さんは、実際にパートナーとなるような実行者さんの募集を始めてます。中部電力さんは地域に関連する会社なので、中部地域でのまちづくりに関わる活動されている方を募集してます。現在、中部で活動されている方々から複数ご応募があり、ここから中部電力さんと相談しながら審査を行っていく予定です。

他の4社様もこれから順次プロジェクトの募集などを進めていき、次は9月の上旬から中ごろにかけては大鵬薬品工業さんの募集をアナウンスさせていただく予定です。

ー今後どのような形でサービスを展開していきたいと考えていますか

大久保:個人支援者が中心のクラウドファンディングの形では難しかった、「長い期間でお金を集める」というニーズをカバーするため、まずは、様々な企業の方と取り組みを行っていきたいと考えています。
SDGsに取組む企業と我々、企業と実行者の方々、それぞれのパートナーシップの輪がどんどん広がるといいなと思っています。

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