10万円で起業は可能?おすすめのビジネスや成功ポイントを徹底解説!

創業手帳

10万円で起業するならスモールビジネスから


起業というと莫大なお金が必要なイメージがありますが、自己資金10万円から始めることは可能です。
ただし、10万円での起業となると大掛かりなビジネスは難しいので、スモールビジネスから始めることになります。
10万円から起業可能なスモールビジネスには、どのようなものがあるのでしょうか。

今回は、スモールビジネスのメリット・デメリットやおすすめのビジネス、低コスト起業の成功ポイントまで解説するので、ぜひ参考にしてください。

起業を決めると、さまざまな申請や手続きなどが必要になり「何から手をつけたらよいかわからない」となりがち。「事業の成功は事前の準備で決まる」たくさんの起業家にインタビューを実施してきた中でそのような声を多くいただきます。なので創業手帳では、より多くの起業家たちの事業成功のために「創業カレンダー」をリリースいたしました。起業日を起点とし、前後1年でのやることリストをカレンダー形式にまとめています。無料でお利用いただけますので、是非ご活用ください。


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10万円で起業できるスモールビジネスとは?


自己資金10万円で起業するためには、スモールビジネスがどのようなビジネスなのか理解する必要があります。
まずは、スモールビジネスの概要やメリット・デメリットなどについて解説します。

スモールビジネスとは?

スモールビジネスは、一般的に低コストかつ小規模で始められるビジネスのことです。
明確な定義はありませんが、個人事業主やフリーランス、従業員5人以下の小規模事業者などが該当します。
低コストかつ小規模なので運営リスクを大幅に抑えられ、起業のしやすさが魅力です。また、個人の選択・力量・時間などの要素が報酬に大きく影響する特徴があります。

スモールビジネスのメリット

スモールビジネスの主なメリットは、以下のとおりです。

  • 少ない初期投資で起業ができる
  • 時間や場所を選ばず仕事ができる
  • やりがいのある仕事ができる

一番のメリットは、少ない初期投資で起業が可能なことです。
スモールビジネスは、初期投資がかかりにくいビジネスを選択することになるので、金銭的な負担が少なく、ローリスクで起業ができます。
初期費用だけではなく、事業を始めた後の運営や維持コストも少ないビジネスが選択肢になります。
そうなると高額な維持費がかかる店舗型ではなく、インターネット上に店舗を持つスタイルを選ぶのが一般的です。
インターネット上であれば、場所や時間を問わず自由に仕事ができます。

スモールビジネスは個人の力量が事業に大きな影響を与えるので、自分の力次第で事業を成長させることが可能です。
努力して働いた分が業績や収入という形で反映されるので、やりがいも強く感じられます。

スモールビジネスのデメリット

スモールビジネスのデメリットは、以下のとおりです。

  • 収入の安定性に欠ける
  • 社会的な信用度が低め

スモールビジネスはローリスクで始められ、大損しにくい特徴があります。その反面、いきなり大きく稼ぐことは難しいです。
起業したばかりの時点では利益も少なく、安定した収入を得られるまでビジネスを成長させていくには、それなりの時間と労力がかかります。

さらに、資本金や規模の大きな企業と比べて、社会的な信用度が低いこともデメリットです。
社会的信用が低いと金融機関の融資や顧客・取引先との契約などで支障が出てしまう恐れがあります。

ベンチャー企業やスタートアップ企業とは何が違う?

スモールビジネスとベンチャー企業やスタートアップ企業の大きな違いは、市場や事業規模です。
スモールビジネスは、既存の市場をベースに小規模で事業を展開していきます。
ベンチャー企業は、今までにない技術や商品・サービスで急成長を目指す企業です。そして、スタートアップ企業は、新しい市場を開拓して事業を行う企業を指します。
ベンチャー企業とスタートアップ企業は新しい技術や商品・サービス、市場を創出して事業を展開していくので、既存市場をベースにしたスモールビジネスとは意味合いが異なります。

スモールビジネスで起業する方法を詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
関連記事
スモールビジネスで起業する魅力→https://sogyotecho.jp/smallbusiness/
スモールビジネスの始め方→https://sogyotecho.jp/small-business-how-to/
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【10万円で起業】低コストでスタートできるおすすめビジネス10選


自己資金10万円で起業できるスモールビジネスの種類は多岐にわたります。ここで、低コストで始められるおすすめのビジネスをご紹介します。

1.せどり

せどりは、仕入れた商品を売った差額を利益とする物販ビジネスです。
店舗や通販、オークションでできるだけ商品を安く仕入れ、少し価格を高くしてインターネットショップやフリマサイト・アプリなどで販売して利益を上げていきます。
簡単にインターネットショップを開設できるサービスや商品を販売できるサービスが増えていることから、せどりは人気の高いビジネスです。
すでに競合の多いビジネスであるため、市場や商品、購買行動の分析・リサーチ、適切な在庫管理などに徹底し、堅実に商売をしていくことが大切です。

2.アフィリエイト

アフィリエイトとは、自分が運営するホームページやブログで商品やサービスを宣伝し、成果に応じて報酬を得られるビジネスです。

具体的には、ブログやホームページに特定の商品やサービスの広告を掲載して紹介し、閲覧者が広告のクリックや広告を経由して商品の購入・サービスの申し込み・資料請求を行うことにより報酬を獲得できます。
PCとインターネット環境があればできるビジネスなので、少ない初期投資で始められます。
しかし、アフィリエイトで稼ぐためには閲覧者を増やさなければならず、ユーザーに有益な情報を提供するコンテンツ作りや、アクセス数アップのためにSEOを行うなどの工夫が必要です。

3.YouTuber

YouTuberは、YouTubeで動画投稿やライブ配信を行い、生計を立てている人のことです。
YouTubeでは、特定の条件を満たすとパートナーシッププログラムに登録でき、動画の収益化ができます。
多くのユーザーに動画を再生してもらったり、有料メンバーになってもらったりすることで安定した収益を得ることが可能です。

YouTuberとして稼いでいくためには、一定の人気を得る必要があります。
自分に合う動画ジャンルでユーザーにとって面白いと思える動画をコツコツと作り、地道に人気を集めていくことが大切です。
また、炎上を避けるために、常に発言や行動にも気を遣わなければなりません。

4.ハンドメイド作品の販売

自作したアクセサリーや雑貨などの販売ビジネスも人気です。
自分でインターネットショップを開設するほか、ハンドメイド作品の販売サイトやフリマサイト・アプリなどでも販売できるので、個人作家も参入しやすくなっています。
自分の趣味をビジネスにできるので、やりがいのあるのが魅力です。
最初は知名度がなくてもビジネスを続ける中で人気が出れば、多くのファンからオーダーをもらえるようになります。

5.写真家

写真家は、写真を撮るスキルを活かしたビジネスです。個人や企業の依頼を受けて、写真撮影を行うほか、自分が取った写真を素材サイトで販売する方法もあります。
写真撮影が趣味という人や、写真関連の仕事をしていて独立したい人におすすめです。

ただし、写真家は実績や知名度が低いと仕事を取りにくいため、ある程度経験や実績を積んでからの独立が良いといえます。

6.家事代行サービス

調理や掃除、洗濯など家事の代行で利益を得るビジネスです。
家事スキルが求められるので、経験豊富な主婦におすすめです。事業を始めるのに特に資格や許可は必要ないので、参入しやすいといえます。
ただし、訪問介護や宅配事業を含むサービスとなると、資格や許可が必要となるので注意してください。

家事代行は共働きや育児で家事が疎かになりやすい世帯に人気があります。また、高齢者のみや単身の高齢者世帯での利用者も増えているので、需要が見込まれるビジネスです。

7.クラウドソーシング

プログラミングやWebデザイナー、ライターなど専門的なスキルを活かした仕事をしたいのであれば、クラウドソーシングでビジネスを始めるのがおすすめです。
クラウドソーシングは、企業や個人がインターネットを通じて不特定多数のワーカーに業務委託する業務形態となります。
クラウドソーシングサイトを利用すれば、様々な企業から業務の依頼があるかもしれません。法人化していない個人事業主やフリーランスも効率良く仕事を得ることが可能です。
業務の成果によりクライアントからの信頼が高まれば、継続的な依頼にも期待できます。

8.レンタルビジネス

事務用品やファッションアイテム、季節ものなど物品を貸し出し、利用料を得るビジネスです。
最近は低価格で使いたい、一定の期間だけ使いたいという理由からレンタルを活用する人が増えているので、ビジネスの需要は高まっています。
物品の貸し出すだけのビジネスであるため、高度な知識や技術を持たなくても始められることもメリットです。

低コストで始められますが、顧客のニーズに応えていくためには品揃えが重要になってきます。
ゆくゆくは資金を投入し、レンタルできる物品を増やしていくのがおすすめです。

9.洗車代行サービス

依頼者が所有する自動車の洗車を行うサービスです。自動車の車体や窓ガラスなどは常に綺麗にしておきたいものの、洗車は面倒なものです。
多忙でじっくりと洗う時間を確保できない人や、身近のガソリンスタンドに洗車機や洗車サービスがない人も多くいるかもしれません。
このような悩みを持つ人に、洗車代行サービスは需要があります。

ニッチな分野ではありますが、自動車の利用が多い地域や、仕事に自動車をよく使う法人をターゲットにビジネスを展開できる可能性が高いです。
洗車を代行する仕事なので、掃除道具を揃えれば始められます。

10.便利屋

便利屋は、幅広い代行サービスを提供するビジネスです。具体的には買い物や掃除、草むしりなど、顧客のニーズのある代行サービスを提供します。
家事代行にも似ていますが、対応している代行サービスの幅が広いことが便利屋の特徴です。

基本的に資格や許可がなくても始められますが、サービス内容によっては必要です。
例えば、掃除と同時に不用品回収やリサイクルを行う際は、古物商や廃棄物処理の許可が必要になります。提供するサービスに合わせて、必要な資格や許可の確認が必須です。

低コスト起業を成功させるためのポイント


低コストでの起業はリスクが低いとはいえ、成功につなげるためには様々な工夫や努力が必要です。最後に、低コスト起業を成功させるポイントをご紹介します。

自分の得意・専門分野で参入する

低コストで起業するのであれば、自分の経験や専門性を活かせる分野がおすすめです。
新しい分野でビジネスを始めるとなると、そのための知識や経験を積まなければなりません。
新しい知識を身に付けるにしても、それなりの時間とコストが必要です。

一方、すでに身に付いている知識や技術を活かせるのであれば、教育に必要な時間とコストを大幅にカットできます。
自分の得意分野であれば、ビジネスの参入もしやすいこともメリットです。

人件費がかかりにくく利益率の高い事業を選ぶ

人手が多くかかるビジネスは、その分人件費が高くつきます。たとえ、毎月の売上げが良くても、人件費が高いせいで利益を圧迫してしまうケースは少なくありません。
そのため、低コストで起業するのであれば、なるべく人手のかかりにくい仕事がおすすめです。
しかし、少人数で行う事業は、受け入れられる仕事量が限定され、なかなか利益が伸ばせないことが懸念されます。
そのリスクを避けるために、利益率の高い事業を選択することも重要です。
利益率の高さは、月単位や中長期的な目標で考えましょう。

安定した利益を出していくためには、中長期的な視点でどれだけの利益を出せるか予想してビジネスを選択する必要があります。

市場ニーズの分析や競合との差別化を図る

チャレンジしたいビジネスが見つかったら、市場ニーズの分析も重要です。市場ニーズの高いビジネスであれば、早期に軌道に乗るかもしれません。
反対に、ニーズが低いビジネスで成功するにはかなりの時間や労力を必要とするので、低コストの起業ではリスクが高いといえます。

また、市場ニーズの高いビジネスの中には、すでに多くの競合が存在する可能性があります。
その中でビジネスを展開していくためには、競合と差別化を図ることも重要です。業界や競合他社を分析し、自社にしかない強みを作ることが求められます。

継続的に集客ができる仕組みを作る

どのようなビジネスも顧客がいなければ成り立ちません。しかし、低コストでの起業では膨大な広告宣伝費を捻出することが難しいので、地道に集客していく必要があります。

今はインターネットからの情報収集が当たり前の時代なので、ブログやホームページ、SNSといったメディアでの集客が一般的です。
内容が濃く充実したメディアで自社や商品・サービスを定期的に発信することで、顧客に興味を持ってもらいやすくなります。
インターネットのメディアは拡散性もあるのも魅力です。
良質なメディアであればユーザーによって拡散されていくので、低コストでも高い宣伝効果に期待でき、継続的な集客が見込めます。

副業で事業を始めてみる

低コストで起業するのであれば、副業からのスタートがおすすめです。仕事を辞めて起業するとなると、収入がない状態からビジネスをスタートしなければなりません。

一方、副業であれば本業の収入を得た状態で、ビジネスを始めることが可能です。
起業したばかりで軌道に乗っていない状態でも、安定した収入があるので金銭的な不安を抑えて事業に取り組めます。

また、ビジネスが失敗して撤退する際も職を失う心配がありません。
万が一のリスクを考えていきなり起業するのではなく、副業を始めて安定した利益が出せるようになった段階で独立するほうがローリスクで起業できます。

まとめ

自己資金10万円で起業すれば、高額な資金を投じて起業するよりもローリスクでビジネスを始められます。
せどりやアフィリエイトなど様々なスモールビジネスがあるため、需要や利益率の高さも踏まえて、自分の経験や専門知識などを活かせる事業での起業を検討してみてください。
ただし、ローリスクでもスモールビジネスが失敗するケースはあります。そのため、ご紹介した成功ポイントを参考に、起業に向けた準備を進めてみてください。


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(編集:創業手帳編集部)

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