【SNSの基礎】これだけは抑えておきたい4大ソーシャルメデイアまとめ
Facebook,Twitter,LINE,Instagramの違いと選び方
(2016/01/27更新)
今やビジネスツールの1つとして確固たる立場を築いている「SNS」。国内で1億人近いネットユーザーのうち、60%以上の人がなんらかのSNSを利用し、2017年末には70%近くのネットユーザーが使用するとみられています(参照:ICT総研「2015年度 SNS利用動向に関する調査」)。
創業するうえで、この巨大マーケティングツールを見逃す手はありません。今回は、SNSを利用したマーケティングを行う上で必須といえる4大SNSについてご紹介します。
この記事の目次
SNSとは?
SNS(ソーシャルネットワークサービス)は、人と人とのつながりを中心に設計されたコミュニケーションプラットフォームです。
既存の企業ホームページやブログよりも、顧客や見込み客であるユーザーとの距離が近く、拡散力が高いのが特徴です。
従来の掲示板やブログと比較すると、気軽に双方向コミュニケーションを取ることが容易で、ネット版のクチコミにあたる「シェア」や、投稿に共感や良い評価を示す「いいね!」等のアクションを1クリックで行うことができます。
また、ユーザーは商品やサービスを「いいね!」や「コメント」などの評価後に購入する傾向があります。
SNSは、コンバージョン率を底上げするアシスト効果が非常に高いメディアです。
選び方とポイント
SNSはサービスによって大きく特徴が異なります。
使用感やユーザー数だけではなく年齢層や使用目的も全く異なるため、マーケティングを行うためには自社の目的に合った投稿を行う必要があります。
今回は、数多くあるSNSの中から特にアシスト効果が高い4大SNSとして「Facebook」「Twitter」「LINE(LINE@)」「Instagram」をご紹介します。
各SNSの紹介と特徴
世界最大のSNSであり、ビジネス活用には必要不可欠なメディアです。
国内におけるアクティブユーザーは月間2500万人を超え、毎日1600万人のユーザーがFacebookを開いていると言われています。
ユーザーの年齢層が他SNSと比べると幅広いため、老若男女問わないリーチが可能です。
また、実名制であるため、信頼性が高いことも人気要素の一つです。
投稿する側もそれに対してアクションを行う側も名前と顔が見える状態である場合が多いため、他サイトよりも炎上しにくいというメリットがあります。
(ハワイアン航空公式Facebookページ。美しい写真にいいね!・シェア・コメントが集まっている様子)
企業は「Facebookページ」という、専用のページを開設し、企業としてアカウントを運用することが可能です。
商品やイベント等について、定期的な告知でファンを増やし、潜在顧客に対して自社製品を売り込むことができます。
ユーザーが良いと感じた記事をワンタッチで自分の友人に周知できる「シェア」機能が魅力的です。
「つぶやき」「ツイート」と呼ばれる短文投稿が時系列通りに表示される、リアルタイム性が非常に高いメディアです。
国内では、月間1200万人がアクティブユーザーとして利用しています。
40代以下がメインユーザーのため、若年層へ対するリーチや、流行のリサーチに適しています。
(左:ユニークなツイートで有名なシャープ公式アカウント。右:#(ハッシュタグ)の使用例)
匿名でアカウントを作成することができ、複数のアカウントを保持することも容易なため、非常に炎上しやすい代わりに爆発的な拡散力を誇ります。
140字という文字制限があることにより、気軽な投稿を楽しむことができます。
また、「#(ハッシュタグ)」という機能を使用することにより、自分の投稿が何に関するものなのかアピールし、検索に引っかかりやすくすることが可能です。
LINE(LINE@)
1日3600万人が使用すると言われる、国内シェア40%の最強メッセンジャーアプリです。
即効性があり、ユーザーへの訴求力が高いのが魅力なツールです。LINEとLINE@は別々のアプリで操作をします。
LINEは一般ユーザー用、LINE@は企業や個人経営者用となっており、後者はアカウント申請が必要です。今回、主に紹介するのはLINE@の方になります。
多くの企業が旧来作成していたメルマガの代替として利用しています。
拡散性は低めで、年齢層は若年層の割合が高めとなっています。
店舗やWebページから「友だち」として繋がり、メルマガやクーポン配信ができるため、実店舗へ誘導し、顧客との親密性を高めることが可能です。
写真に特化したスマートフォン用SNSです。国内のアクティブユーザーは月810万人で、10〜30代の女性ユーザーがメインとなっています。
おしゃれ・きれい・かわいい写真が次々と投稿され、画像を通した双方向でのコミュニケーションが行われます。
(#ハワイアン航空の検索画面)
魅力的な写真やイラストを投稿することで、商品のイメージアップや、購買欲の刺激が可能です。
拡散性はそれほど高くないため、炎上の可能性が低いツールです。twitter同様、「#(ハッシュタグ)」を使用することが普通となっています。
まとめ
システムだけではなく、ユーザー層や運用方法も千差万別なSNSですが、適切に運用することで広く潜在顧客を囲い込むことができます。
また、コミュニケーションを継続的に図っていくことで顕在顧客化することも可能です。
各SNSの特徴をふまえ、メリットとデメリットを見比べながら導入を検討してみましょう。
(監修:ソーシャルメディアラボ編集長 大久保亮佑)
(編集:創業手帳編集部)