平均年齢22.2歳!若い力が作り出す日本最大級のスタートアップイベント「Slush Tokyo」

創業手帳

メディア向けイベントの様子をお伝えします

(2019/01/11更新)

2019年2月22日、23日に東京ビッグサイトで開催されるスタートアップイベント「Slush Tokyo」。開催を1ヶ月後に控える2019年1月11日に、メディア向けイベントが開催されました。
2015年に「Slush Asia」として開催された時からCEOを務めてきたアンティ・ソンニネン氏が退任し、その後にコアメンバーとなったのが、古川 遥夏氏(CEO)と柿嶋 夏海氏(COO)。平均年齢が22.2歳という若き運営チームにイベント運営が委ねられることになりました。
「私たちは、この状況をポジティブに捉えています」と話すCEOの古川氏。今回は本イベントの概要とともに若き代表のビジョンについて、創業手帳編集部が取材しました。

「Slush Tokyo」とは

「Slush」は、2008年にフィンランドで始まった国際的なスタートアップ・カンファレンスです。2015年には「Slush Tokyo」の前身である「Slush Asia」が日本でも開催されるようになり、2018年3月28日~3月29日の2日間に渡って東京ビッグサイトで開催されました。
初期は3000人規模だった本イベントは、今や6000人規模までに成長。今や、日本のスタートアップ界でも欠かせないイベントになっています。

本イベントの特徴は、運営チームの若さ。2015年からCEOを務めてきたアンティ・ソンニネン氏が退任し、古川 遥夏氏(CEO)と柿嶋 夏海氏(COO)をコアメンバーとして、平均年齢22.2歳のチームでイベントの企画・運営を行なっています。
また、当日のイベント運営も、ボランティアで募った学生たちで行われています。2018年には世界51カ国から集まった400人以上の学生たちがボランティアで参加されました。中には、「Slush Tokyo」のボランティアを経験したいがために、来日する学生もいるそうです。

豪華な登壇者

「Slush Tokyo」は、まるでライブイベントのようなステージ演出を行うことも特徴の一つとして挙がるのですが、登壇するスピーカーも顔ぶれも毎年豪華なのも大きな魅力です。イベント当日に登壇するスピーカーの一部をご紹介します。

Sansan株式会社 代表取締役 寺田 親弘

大学卒業後、三井物産株式会社に入社。情報産業部門に配属された後、シリコンバレーに転勤となり、米国・最先端ベンチャー企業を担当する。帰国後、社内ベンチャーの立ち上げや関連会社への出向を経て退職。2007年、4人の仲間と共にSansan株式会社を創業。

株式会社ZOZOテクノロジーズ 代表取締役CINO 金山 裕樹

1978年生まれ、静岡県浜松市出身。 ファッションアプリ「IQON」(アイコン)を運営するVASILYを創業後、2017年10月に「ZOZOTOWN」 を運営するスタートトゥデイ(現:株式会社ZOZO)にM&A。技術開発を担うスタートトゥデイテクノロジーズ(現:株式会社ZOZOテクノロジーズ)のイノベーション担当代表取締役として、R&Dと新規事業の創造を行っている。

株式会社Origami 代表取締役社長 康井 義貴

1985年トロント生まれ。
トロント、ニューヨークで幼少期を過ごし、10歳から東京に在住。シドニー大学留学、早稲田大学卒業後、米大手投資銀行リーマン・ブラザーズでM&Aアドバイザリー業務に従事。その後、シリコンバレーの大手ベンチャーキャピタルDCM Venturesで米国、日本、中国のスタートアップへの投資を手掛ける。2012年、Origami(オリガミ)設立。一般社団法人キャッシュレス推進協議会理事、経済産業省 産業構造審議会商務流通情報分科会委員も務める。

株式会社シナモン CEO 平野 未来

シリアル・アントレプレナー。東京大学大学院修了。レコメンデーションエンジン、複雑ネットワーク、クラスタリング等の研究に従事。2005年、2006年にはIPA未踏ソフトウェア創造事業に2度採択された。在学中にネイキッドテクノロジーを創業。iOS/Android/ガラケーでアプリを開発できるミドルウェアを開発・運営。2011年に同社をmixiに売却。

参加するスタートアップ

「Slush Tokyo 2019」に参加するスタートアップの数は、なんと600以上(!)。そして、投資家は200以上(!)の予定とのこと。
全体の8割ほどが3年以内に起業、全体の半数以上が日本のスタートアップというデータが出ています。
もちろん、どの企業でもSlush Tokyoに参加できるわけではありません。スタートアップが展開するサービスのアプリケーションをSlush Tokyoに提出して、審査が行われます。そこで合格が出て、初めてスタートアップが入場できるパスを購入することができます。

ちなみに、「Slush Tokyo」では、スピーチなどは英語で行われます。
日本人の方はビックリするかもしれませんが、「Slush Tokyo」が英語で進行していくのは、日本人が世界で戦う挑戦のハードルを下げること、そして世界に対してオープンであることを実現させるため、とのこと。
「来場者やスタートアップの方にはいいチャンスだと思ってどんどんそこに挑戦して欲しい」というSlush Tokyo運営チームの思いが込められています。

当日は、30社以上のパートナー企業を含めた参加企業によるブースの出展や、新進気鋭のスタートアップによるピッチコンテストなど、盛りだくさんな内容とのこと。
タイムスケジュールは現在調整中とのことですが、さらなるステージを目指すスタートアップにとっては見逃せないイベントの一つと言えるでしょう。

Slush Tokyo CEO 古川 遥夏氏のコメント

Slush Tokyo CEO 古川 遥夏氏

「今年のテーマは「CALL FOR ACTION」。日本語に訳すと「行動に移そう」という意味です。自分が作りたい未来のために、小さなことでもいいから始めよう、といった思いが込められています。」と語っていたCEOの古川氏。

CEOのポジションはアンティ氏から古川氏に受け継がれ、平均年齢22.2歳という若いチームとなった運営チーム。このことについても、古川氏は以下のように語っていました。

「このことを、私たちはとてもポジティブなことだと捉えています。今までで一番最年少のチームですが、その私たちが日本最大級のイケているスタートアップイベントを作っていくことができる状況にいるからです。自分たちの理想を実現するために、行動していきます。」

ミレニアル世代の女性2人が中核となった「Slush Tokyo」。これからますますの活躍が期待されます。

Slush Tokyo 2019 概要

【日時】2019年2月22日、23日
【場所】東京ビッグサイト(東京都江東区有明3丁目11-1)
【URL】https://tokyo.slush.org/

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(編集:創業手帳編集部)

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