理想の自分に近づこう!セルフコントロール力を高める5つの方法をご紹介

創業手帳

セルフコントロールの意味やメリットをはじめ、上手な人の特徴や高める方法を解説します

起業家や経営者は、日々の業務の中で高度な意思決定を行う必要があり、自分を律することができなくては事業をうまく進めることはできません。
その一方で、きちんと自らをコントロールすることができれば、スムーズに事業を進めることができるでしょう。
自らを律するためにも、​​セルフコントロールとは何か、どういったメリットがあり、セルフコントロール力を高めるためにはどうしたらいいのかを解説していきます。

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セルフコントロールとは


セルフコントロールとは、周囲の環境や物事に左右されずに自分をしっかりと管理し、理想の目標に向かって進んでいくことを指します。

起業家や経営者の多くは、事業を進めていく上でステークホルダーや従業員と関わることは避けられません。
そういった中で、しっかりとセルフコントロールができなければ周囲の環境に流され、事業が思うように進められない、といったことになってしまいます。

セルフコントロールをしっかり行うことで、周囲の環境に左右されず、変化の激しい現代社会においても事業を推進していくことができるのです。

セルフコントロールが上手な人の特徴

セルフコントロールが上手な人には、どういった特徴があるのでしょうか。
大きく分けると以下の3つの特徴があると言われています。

・ポジティブ
・冷静沈着
・自信家

上記の特徴に当てはまっていれば、あなたはセルフコントロール能力に長けているといえるでしょう。
それぞれの特徴を具体的に解説します。

ポジティブ

物事をポジティブに捉えることのできる人は、自らを取り巻くビジネス環境に変化があったとしても、それをプラスに捉えることができます。
環境の変化をプラスと捉えることができれば、どういった変化であっても自らの事業を進める力に変えることができ、ブレることなく目標に進んでいけるでしょう。

成功している経営者や起業家にポジティブな人が多いのは、こういった理由からセルフコントロールに長けているからといえそうです。

冷静沈着

常に冷静で落ち着くことができる人は、周辺環境に変化があったとしても、動じることなく適切に対処することが可能です。
ビジネスの環境は変化が激しく、それらに対して動揺してしまっては対応が遅れ、事業の失敗につながってしまいます。

動じることなく冷静に物事を捉えることで、変化の激しいビジネス環境の中でも事業を進めていくことができるのです。

自信家

何事にも自信を持って取り組める人は、周囲の環境に左右されず、自分の意思を貫き通すことができます。
自信を持てなくては、常に不安がつきまとい周囲のアドバイスや意見などに左右されてしまい、その都度自分の方向性がブレてしまいます。

セルフコントロールが苦手な人の特徴

一方で、セルフコントロールが苦手な人には以下の3つの特徴があると言われています。

・ネガティブ
・感情的
・否定的

もしご自分に心当たりがある場合は、後述するセルフコントロール力を高める方法を実践し、上手に自分を管理していきましょう。

ネガティブ

物事をネガティブに捉えてしまう性格の人は、周辺環境の変化をマイナスに受け止めてしまう特徴があります。
些細な変化であったとしても、マイナスに捉えてしまってはその都度軌道修正をしてしまうため、事業の方向性がブレてしまうでしょう。

ネガティブな性格だと自覚がある場合は、なるべく物事をポジティブに捉えるよう心がける必要があります。

感情的になりやすい

感情的になりやすく物事に対して一喜一憂してしまう人は、プラスの感情に傾いた時の推進力は強くなるでしょう。
しかし、それがマイナスに傾いてしまうと、冷静に判断ができなくなり事業を間違った方向に進めてしまいます。

感情に左右されやすい人は、しっかりとセルフコントロールを行い、常に冷静でいられるような工夫が必要です。

否定的

物事を否定的に捉えてしまう人は、他者を疑ってしまい自分が正しいと思い込んでしまう節があります。
しかし、自分をしっかりと管理するためには自分が間違っているかもしれない、と思うことも大切なのです。
それができず、他人からのアドバイスはどうせ間違っていると否定してしまっては、自分を律することはできず、セルフコントロールから遠ざかってしまうでしょう。

セルフコントロールの3つのメリット


セルフコントロールをしっかりと行えることでどういったメリットがあるのでしょうか。
3つのメリットをご紹介します。

集中力が高まる

自らを管理し律することができるため、どんな状況においても集中力を高く保つことができます。
集中力を高めておくことは、で、短時間で判断を下す必要がある場合や、高度な意思決定を行う必要がある場合などの判断にも役立ちます。
特に、経営者や起業家というものは慌ただしい環境下において集中することが求められるため、セルフコントロールをしっかりと行うことが大切になります。

感情に左右されなくなる

自分の感情をコントロールできるため、感情に左右されず常に冷静でいられることができます。
経営者や起業家が感情的になってしまっては、冷静な判断を下すことができず事業を間違った方向に進めてしまうでしょう。

感情をコントロールし、冷静な判断が下せるようになれば、変化の激しいビジネス環境の中でも適切に対処していくことができます。

ポジティブになる

セルフコントロールによって、集中力が高まり感情に左右されなくなることで、適切な判断を常に下すことが可能になります。
経営に関する意思決定などにおいて、常に適切な判断を下していけば事業もうまく進んでいくはずです。

事業をうまく進めていく経験が積み重なることで、自然と自分の性格もポジティブなものになっていくでしょう。
ポジティブな人はセルフコントロールが上手にできるため、今まで以上に自分を管理し律することが可能になるという、プラスの循環が回っていくようになります。

セルフコントロール力を高める5つの方法


このように、セルフコントールによって得られるメリットは、どれも経営者や起業家にとっては必要不可欠といえます。
そのセルフコントロール力をどのようにすれば高めることができるか、5つの方法をご紹介します。

感情を紙に書き出す

セルフコントロール力を高める第一歩は、自分の感情をコントロールすることから始めましょう。

感情的になってしまう人の特徴として、自分の感情を客観視できないということがあります。
それを客観視するために、感情的になっているなと思った時に、自分の感情を紙に書き出してみてください。
その際、何が原因でその感情になったのかも併せて書くことでより客観視することができます。

感情を紙に書き出すという行為を重ねていくことで、自分の感情と向き合う機会が増えるため、少しずつ自分の感情をコントロールできるようになっていくはずです。

変えられないものを意識する

自分を取り巻く環境の中で、自分の力ではどうしても変えることのできないものがあると認識することも大切です。

例えばですが、世界情勢や競合他社の業績などは自分では変えることができません。
そういった要因に対して、意識を向けすぎては集中できず、自分を管理することが難しくなってしまいます。

世の中には、自分の力によって変えることができるものとそうでないものが存在します。
自分の能力や経験、自社内の従業員の意識や業績などは自分で変えることができますが、それ以外の要素はどうしようもありません。

そういった自分では変えられない要素を正確に把握することで、自分自身に集中することができ、セルフコントロール力が高まっていくのです。

毎日継続できる目標を設定する

人間は長期的過ぎたり、現状からかけ離れていたりする目標を掲げても、最後までやり通すことは難しいといわれています。
そういった目標を掲げても、日々の変化が見られず理想の姿に近づけないため、自信につながることはありません。

まずは毎日達成できる小さな目標を設定してみましょう。
通勤時にニュースを読む、昼休憩中に新しい資格の勉強をする、寝る前に読書をするなど小さなことで構いません。
小さな目標であっても達成できたという成功体験を積み重ねることで、自信につながりセルフコントロール力が高まっていきます。

誘惑を遠ざける

身の回りに自分を誘惑する存在があっては、そこに意識がいってしまい集中力が低下してしまいます。
人間は誘惑に弱い生き物であるため、可能な限り身の回りから誘惑させる存在を遠ざけましょう。

スマートフォンが気になるという人はカバンの中にしまい、SNSが気になる人は仕事中はログアウトするなど、物理的に遠ざけることが大切です。

一方で、どうしても気になってしまうという場合は、時間を決めてその間は思いっきり誘惑を堪能しましょう。
中途半端に我慢することで余計に集中ができなくなるため、短時間であればいっそ誘惑に負けることもありです。

今まで身近にあったものを遠ざけることは、最初は落ち着かないかもしれませんがいずれ慣れていきます。
誘惑を避けることで集中力が高まり、自分を律する力も高まっていくでしょう。

失敗を引きずらない

人間誰しも、ミスや失敗はしてしまうものです。
しかし、一度してしまった失敗をいつまでも引きずってしまっては、そのことが頭から離れず集中力を失い判断を誤ってしまいます。
そうすると余計にその失敗が頭を支配し、負のスパイラルに陥ってしまうでしょう。

ミスをすることは誰にでもあるのだし仕方ないことだ、と認識しすぐに切り替えていきましょう。
切り替えの速さも、セルフコントロールには大切です。

うまくいかない人はここを注意!


セルフコントロールを上手に行おうと思ってもうまくいかない、という方は以下の特徴に当てはまっていませんか?
もしそうであれば、それぞれ適切に対処することでセルフコントロール力を高めることができます。

日々の業務に追われている

日々の業務が忙しく、ルーチンワークに追われていては、自分を管理し律することは難しいでしょう。
セルフコントロールを高めるためには、自分の中に余裕を持ち冷静でいることが重要です。

どうしても日々の業務に追われてしまうという人は、まずは業務プロセスの改善や作業の効率化から優先的に行っていきましょう。

自分を分析できていない

自分を管理するためには、客観的に自分を分析する必要があります。
しかし、客観的な視点を持てず、自分は自身のことをしっかりとコントロールできていると思い込んでしまっては、セルフコントロールはうまくいきません。

セルフコントロールができているつもりなのにうまくいかない、という人は一度自分の近しい存在の人に相談してみましょう。
客観的な立場から見た自分というものを知ることで、冷静に分析することが可能になり、セルフコントロールしやすくなります。

また、他者から指摘された自分の欠点やミスなどをしっかりと受け入れることで、自分というものを素直に受け入れることも可能になり、よりセルフコントロールに近づくことができます。

すぐに結果を追い求めている

今までセルフコントロールが苦手だった人が、今回ご案内した方法を実践したとしてもすぐにできるようになるということは少ないでしょう。
自分が今まで経験してきた考え方や性格から変えていく必要があるため、結果が出るまでにはどうしても時間がかかってしまいます。

セルフコントロール力を高めるためには時間がかかる、ということを認識し長期的な視点で取り組んでいきましょう。

まとめ

経営者や起業家にとって、セルフコントロール能力は必須ともいえるスキルです。
自分を管理し、しっかりと律することができれば、事業をうまく進めていけるでしょう。
しかし、セルフコントロール能力は一朝一夕で身につくものではありません。
今回紹介した実践方法を日々意識し、少しずつ高めていきましょう。

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(編集:創業手帳編集部)

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