楽楽精算のメリット・デメリットは?導入前に基本機能をチェック!

創業手帳

経理業務の効率化が可能な「楽楽精算」の基本機能や、メリット・デメリットを解説します


膨大な経理業務が発生するなかで、少しでも改善したいと考えている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。本記事でご紹介する「楽楽精算」は、自動で経費精算を行えるツールで、業務負担を軽減できます。メインとなる3つの基本機能や、導入するメリット・デメリットをまとめました。

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楽楽精算とは?

「楽楽精算」とは、2000年11月設立した株式会社ラクスが運営するクラウド型経費精算システムです。これまで手入力で行っていた作業を自動化し、企業全体の生産性向上を期待できます。2020年11月現在で、国内7,000社以上に企業に採用されおり、スタートアップ企業から大企業まで規模を問わず利用可能です。

楽楽精算の基本機能

楽楽精算を導入する前に、具体的にどのような機能が備わっているか確認しましょう。交通費や経費精算を簡単に行える3つのメイン機能を搭載しています。さらに、スマートフォン向けアプリを利用することで、外出先でもちょっとした作業も可能です。

3つのメイン機能を搭載

楽楽精算には、経費精算を効率化する3つのメイン機能を搭載しています。従業員の交通費精算や、出張・打ち合わせなどで生じる経費精算を自動で行えます。

・交通費精算

楽楽精算の交通費精算機能は、専用のリーダーを使用することで、交通系ICカードのデータ取り込みに対応しています。交通経路・交通費が自動でソフトウェア上に表示されるため、従業員自身で入力する必要がありません。また、ジョルダン社の乗換案内サービスと連携しており、移動する前に適切なルートを調べられるのも便利です。

・経費精算

経費精算機能には、領収書読み取り機能(OCR)を搭載しています。専用アプリから領収書を撮影すると、金額・取引先・受領日といった情報がデータ化されるため、手入力の手間を省けます。

・経理業務効率化

経理業務を効率化する機能も備えています。楽楽精算で承認したデータから振込データ(FBデータ)を作成し、各銀行におけるインターネットバンキングで利用できます。また、自社で使用している会計ソフトに適したデータが生成されるため、仕訳や入力作業を行う必要がありません。

スマートフォン向けアプリを提供

楽楽精算は、専用のスマートフォンアプリを提供しています。iPhone・Androidの両OS向けに用意されており、外出先でも申請データの作成・申請・承認といった作業を行えます。さらに、NFC付きのスマートフォンであれば、ICカードの読み取りも可能です。

楽楽精算を導入するメリット

次に、楽楽精算を導入するメリットをご紹介します。経理担当者の業務負担を軽減できるほか、従来と比較しデータの管理が簡素化されます。サポート体制も充実しており、初めてツールを導入する企業にもおすすめです。

経費精算業務の負担やコストを削減できる

楽楽精算を導入することで、経費精算業務の負担軽減やコストカットを行えます。これまでは、経理担当者が、従業員が提出した領収書や申請書内容を手で入力していたため、膨大なデータを処理するのに時間がかかってしました。また、結果として、紙代・コピー代・人件費といったコストが発生します。

一方、楽楽精算は、カメラを使った自動データ取り込みや、自動仕訳機能を搭載し、可能な限り入力作業を減らせます。ラクス社の試算によると、最大80%の時間節約を実現できるほか、費用の大幅削減を期待できます。

データの管理や保守が簡単

クラウドサービスを採用しており、パソコンやハードディスクにデータを保存する必要がありません。また、楽楽精算側のサーバーで管理されているため、自社でのメンテナンスが不要なのも便利です。さらに、税制改正にも対応し、いつでも最新の状態で経理業務を行えます。

丁寧なサポートを受けられる

サポート体制が整っているのも、楽楽精算の嬉しいメリットです。企業ごとに専任の担当者が付いており、導入時の見積もり相談や設定方法などの質問を電話・メールでいつでも行えます。

また、社内向けのチャットボットを用意しています。経費精算に関するよくある質問を設定しておくことで、従業員に自動で回答してくれるため、経理担当者の手間を軽減できます。

楽楽精算のデメリット

多くのメリットがある一方で、デメリットに注意が必要です。初期設定が少々難しい点や、スマートフォンを使ったOCR入力の精度が低く、使いづらい面もあります。

初期設定がやや複雑

企業にとって利便性が高い楽楽精算ですが、初期設定がやや複雑である点に気をつけましょう。全従業員のユーザー登録や、マニュアルを参照しながら設定しなければならないため、ITツールの操作が苦手な担当者にとって、デメリットになる可能性があります。

OCR入力に失敗することがある

楽楽精算のストロングポイントである「OCR機能」を使用する際にも注意が必要です。スマートフォンのカメラを使用するため、機種によっては正確に読み取れないことがあります。複数回試しているうちに時間もかかってしまい、結果として手入力で行う方が早く取り込めたといった場面も多いかもしれません。

楽楽精算の料金

最後に、楽楽精算の料金をご紹介します。初期費用10万円と、ユーザー数に応じて月額費用が決定します。ホームページ上で詳細料金に関するフォームが用意されているため、導入前に見積もりを依頼しましょう。

まとめ

楽楽精算は、経理担当者の業務負担を軽減できるほか、コストカットを行えるツールです。また、データを手入力していたことによる計算ミスや記入漏れを防ぎやすくなり、生産性向上にもつながります。楽楽精算の導入を検討している経営者や担当者の方は、ぜひこの機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。

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