愛するペットがトップモデルに!? 株式会社P-link 藤森隆一氏インタビュー

創業手帳
※このインタビュー内容は2017年11月に行われた取材時点のものです。

ペットのタレント化がつくる「ペットと人の共生」

(2017/11/22更新)

「自分のペットのかわいさを知ってもらいたい!」
ペットを飼っている方は一度は思うのではないでしょうか?
今回ご紹介する「anicas(アニキャス)」は、「愛するペットをタレントにする」サービスです。自分のペットが、某企業の「お父さん」のような誰もが知る存在になる可能性もあります。
このサービスを開発したのは、ペット第一主義を経営理念に掲げる株式会社P-link。同社はなぜ人ではなく、ペットをタレント化しようと考えたのでしょうか?
株式会社P-linkの代表取締役社長藤森隆一氏に、会社を設立したきっかけ、自身が大切にしているビジョンについてお話を伺いました。

「情報不足」がペットを不幸にしている

-起業の経緯を教えてください。

もともと、私自身犬を4匹飼っていました。その時から自然と、ペット業界の殺処分だったり、お世話の仕方などについての情報不足といった問題解決に取り組むことに興味があり、ペット業界での起業を考えていました。
そんななか、弊社役員の上森と出会い、具体的なペット業界でのビジネスの話が進み、株式会社ピーリンクを立ち上げました。
 

-なぜこの会社を作ったのですか?

飼い主のペットに対する情報不足などが原因で、不幸になるワンちゃんネコちゃんをなくすためです。
具体的には、本当に良いフードを知らずに、体に合わないフードばかり食べて健康を害するワンちゃんネコちゃんなどを少なくしたいですね。
 

-立ち上げで苦労した点は?

サービスを立ち上げた頃は、登録しているエンドユーザーの会員様があまり多くありませんでした。そのため、なかなか企業様に強みを示すことができず、企業様にサービスを利用して頂くまでに時間がかかってしまいました。立ち上げで苦労したのはこの点ですね。

「やらない理由がない」のであれば、ぜひ起業してほしい

-広報活動はどのようにしていますか?

SNSをメインにして、サービスの概要をPRしています。そのような広報活動をしていった結果、毎日放送の「所さんお届けモノです」にanicasのタレント犬、タレント猫が出演しました。テレビ出演は本当に緊張しました(笑)。
 

-テレビ出演した後の反響や、お客様の声はどうでしたか?

テレビ出演した後は、当社のサイトへのアクセスが集中して、サーバーが落ちるほど反響がありました。ペットのモニターサービス「Pecon」の会員登録数も思った以上に増えて驚いています。
また、企業様からのお問い合わせ、求人への応募などの反響もありました。
サービスの特性上、直接的な売上は計測できないのですが、企業様からのお問い合わせもあり、売上には繋がっていると思っております。
 

-ご自身の今後の目標や夢を教えてください。

弊社サービス「anicas」を、ペットの飼い主様であれば誰もが入りたいと憧れるサービスにしていきたいです。そして「anicas」を通じて、飼い主様とワンちゃん、ネコちゃんが保護犬・保護猫を救うサービスにしていきたいと思っております。
 

-最後に、起業家にメッセージをお願いします!

今の日本においては、起業において重要な要素である情報・人脈へのアクセスは容易であり、また資金を出してくれる投資家の方々も数多くいます。
「やらない理由」がないのであれば是非、アグレッシブに起業をしていってもらいたいと感じています。

(監修:株式会社ピーリンク 代表取締役CEO​ 藤森 隆一)
(編集:創業手帳編集部)



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