注目のスタートアップ

中高生向け探究型キャリア教育を展開する「RePlayce」が1.8億円調達

company

2025年10月29日、株式会社RePlayceは、総額1億8000万円の資金調達を発表しました。

RePlayceは、中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」の展開、通信制高校サポート校「HR高等学院」の運営などを行っています。

教育機関との連携を通じ、日本各地に探究学習を提供しています。また、アントレプレナーシップ教育や企業連携PBL(Project Based Learning)などを通じ、社会とつながる学びの体験を提供しています。

今回調達した資金は、「はたらく部」の機能強化、教育機関との連携拡大、「HR高等学院」の新キャンパス開校、企業連携PBLプログラムの拡充に活用します。


テクノロジーの急速な進展や、気候変動、国際情勢の変化により、社会はますます予測困難になっています。このような環境において企業は営利追求だけでなく社会への影響を考慮した経営が求められ、それに伴い必要とされる人材像も変化しています。

このような背景のもと学校教育も対応を迫られており、学習指導要領の改訂により小学校は2020年度から、中学校は2021年度から、高等学校は2022年度から新指導要領にもとづく教育が全面実施されました。

この改訂では「総合的な探究の時間」が導入され、探究学習を通じて課題解決力、批判的思考、コミュニケーション力といった実践的な力を育成することが重視されています。幅広い視点や倫理観、異文化理解を含む学びが求められ、教育機関、企業、地域が連携して次世代のリーダーやイノベーターを育てることが持続可能な社会の実現につながります。

株式会社RePlayceのコメント

このニュースを受けまして、株式会社RePlayceよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達は、中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」の機能強化と、教育機関との連携拡大、また通信制高校サポート校「HR高等学院」の新キャンパス開校および企業連携PBL(Project Based Learning)プログラムの拡充を目的としています。

これにより、より多くの中高生が社会とつながる学びを体験できるよう、教育環境とコンテンツの拡充を進めてまいります。

・今後の展望を教えてください。

今後は「教育を通じて誰もが未来に希望を持てる社会をつくる」という使命のもと、探究学習・キャリア教育の領域をさらに発展させていきます。

全国の教育機関や企業との連携を強化し、持続可能な次世代教育モデルを構築することで、日本の教育の新しいスタンダードを築いていくことを目指します。

・読者へのメッセージをお願いします。

AIやテクノロジーが急速に進化する中で、これからの時代を生きる子どもたちには、「自ら問いを立て、他者と協働し、実社会で挑戦する力」が求められています。

私たちRePlayceは、子どもたち一人ひとりの「好き」や「関心」を出発点に、社会とつながる学びを届けることで、未来を切り拓く力を育むことを目指しています。

教育を学校の枠にとどめず、社会全体で未来を育む営みに変えていく──そんなビジョンに共感してくださる方々と、一緒に挑戦を広げていければと思います。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EdTech HR キャリア 展開 教育 教育機関 株式会社 資金調達 連携
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」補助金
東京都は、「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」の公募について発表しました。 エリア単位で観光関連事業者等が連携し、AI等先端技術を活用した観光地の面的な高付加価値化を図る取り組みを支援し…
エンプロイーサクセスプラットフォーム「Well」開発・運営の「Boulder」が1億円調達
2020年7月28日、株式会社Boulderは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、クローズド提供していた「Well(ウェル)」のβ版の正式リリースも併せて発表しました。 「We…
タクシー・交通業界のDXを推進する「電脳交通」が25億円調達
2025年4月10日、株式会社電脳交通は、総額25億円の資金調達を発表しました。 電脳交通は、クラウド型タクシー配車システム「DS」や、配車業務委託サービス「タクシーCC」、クラウド型点呼システム「電…
ベンチャー企業向け採用代行サービス「まるごと人事」などを提供する「マルゴト」が1.3億円調達
2023年4月26日、マルゴト株式会社は、銀行からの融資と社債により1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 マルゴトは、ベンチャー企業向け採用代行サービス「まるごと人事」や、バック…
ベッド・マットレスEC「ネルコンシェルジュ neruco」を運営する「インテリアオフィスワン」と「日本毛織」が資本業務提携
2023年6月2日、株式会社インテリアオフィスワンは、日本毛織株式会社と資本業務提携したことを発表しました。 インテリアオフィスワンは、ベッドやマットレスなど寝具の企画・開発と、これら製品の自社EC「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集