注目のスタートアップ

企業の健康管理をSaaSとBPOによって支援する「けんさぽ」を運営する「Personal Health Tech」が3億円調達

company

2025年10月2日、株式会社Personal Health Techは、総額3億円の資金調達を発表しました。

Personal Health Techは、企業の健康管理をSaaSとBPOによって支援する「けんさぽ」を運営しています。

「けんさぽ for business」では、健康管理システムとデータの入力や、予約業務、二次検診の勧奨など、健康診断業務の代行をセットで提供し、低コストで企業が抱える健康管理の課題解決をサポートしています。

今回の資金調達を通じ、健康データの解析精度を向上させるほか、企業向けの健康経営支援や、医療機関との連携強化を目指します。また、ウェアラブル端末や各種検査データとの連携を進め、利用者ごとに最適化された健康管理の提供を目指します。


かつては従業員の健康管理を個人の責任とし、企業の関与は最小限にとどまっていました。しかし過労死や自殺といった深刻な労働問題が顕在化したことで、企業にも健康管理への社会的責任が厳しく問われるようになりました。

その結果、近年では健康管理を重要な経営課題と位置づけ、組織の持続的成長を支える戦略として導入する企業が増えています。とくに、病欠による人員減少だけでなく、体調不良者が出勤する「プレゼンティーイズム」が生産性低下の大きな要因であることが研究で明らかになっており、健康維持が業務効率向上に直結することが示されています。

さらに、健康的な職場環境を整備した企業は従業員の定着率が高まり、採用コストや人材不足といった課題を軽減できます。人材確保が困難な業界では、とくに健康管理を戦略的施策として位置づけることで、競争力の強化につながっています。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけではなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「オフィス移転手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

また、働きやすい環境を整備することも重要であり、そのための資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BPO BtoB Personal Health Tech PHT SaaS アウトソーシング ウェルビーイング オンライン診療 けんさぽ けんさぽ for business システム ストレスチェック データ活用 ヘルスケア ログシル 一元管理 企業 健康 健康管理 健康経営 健康診断 従業員 支援 株式会社 相談 福利厚生 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマート南京錠サービス提供の「KEYes」が資金調達
2020年5月12日、KEYes株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 南京錠の鍵管理SaaSを提供しています。 スマートフォン・アプリから南京錠の解錠操作や、いつ・誰が・どこで解錠したか…
「Smart Laser & Plasma Systems」が2.31億円調達
2022年8月19日、株式会社Smart Laser & Plasma Systemsは、総額2億3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Smart Laser & Plasma Sy…
次世代電動モビリティを開発する「SMZ」が1.1億円調達
2023年8月23日、SMZ株式会社は、合計1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SMZは、次世代電動モビリティの開発を行い、国内向けブランド「VERACITY」とグローバル向け…
海外eSIMアプリを提供する「トリファ」が12億円調達
2024年10月7日、株式会社トリファは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名を株式会社ERAKEから株式会社トリファへと変更したことも発表しています。 トリファは、海外e…
農業用自動収穫ロボットや次世代農業パッケージを開発する「AGRIST」が資金調達
2022年10月7日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 農業用自動収穫ロボットの開発や、自動収穫ロボットに最適化したビニールハウスの開発、農業AIの開発などを行っています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集