注目のスタートアップ

中国向け越境モール型ECを運営する「xxxxnese」が1.5億円調達

company

2025年9月25日、株式会社xxxxneseは、総額1億5000万円の資金調達を発表しました。

xxxxneseは、貿易型越境取引をデジタル化し、越境販売において困難とされる中国市場で、販売者のリスクと業務負荷を大幅に削減する仕組みを提供しています。

ファッション、趣味、食品、漫画・アニメグッズ、コスメなどの商品を取り扱う、中国向けの越境モール型ECを運営しています。2025年9月現在、2100以上のショップが出店しています。

また、台湾・香港エリアへの販売も進めています。

さらに、越境物流で培ったノウハウを活用し、オフラインでの現地進出支援や、中国国内での販売支援事業も展開しています。

今回調達した資金は、中国国内での販路拡大、台湾・香港市場でのユーザー獲得、東南アジア圏への進出準備に活用します。


経済産業省「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、日本・中国間における越境ECの市場規模は増加しています。具体的には、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆6372億円(前年比8.5%増)です。昨年から引き続き増加しており、今後の成長も期待されています。

このように越境ECは成長市場であり、人口減少によって縮小が見込まれる国内市場の動向を受け、海外需要を獲得し販路を広げるという観点からさまざまな事業者から注目を集めています。

一方で、越境ECなどを通じた中国進出にはいくつもの課題があります。中国は他国よりも進出が難しい国として認識されています。理由としては、外国籍企業は中国国内でサーバーを貸借できないこと、独自の決済手段への対応、商習慣、近隣諸国とは異なる消費者の価値観などが挙げられます。

そこでxxxxneseは、中国を対象とした越境販売のリスクと業務負荷をテクノロジーを駆使して大幅に軽減し、日本企業の中国市場進出をサポートしています。

ECはコロナ禍において販路開拓や販路拡大のための重要なチャネルとなりました。一方でECにはEC独自の集客ノウハウが存在します。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ネット通販のはじめ方や、ネットでの集客ノウハウについて詳しく解説しています。

また、新たな事業に参入するには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB EC xxxxnese オフライン デジタル化 マーケティング モール 中国 台湾 支援 東アジア 東南アジア 株式会社 海外展開 海外進出 貿易 資金調達 越境 越境EC 輸出 進出 運営 香港
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

超低消費電力を実現するAI・コンピューティング技術の実用化を目指す「TwinSense」が1億円調達
2024年9月26日、TwinSense株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TwinSenseは、より人の脳に近いSNN(スパイキングニューラルネットワーク)を実用化するための…
家族の写真保管アプリ「DEKIGOTO」でアナログ写真やSDデータなどをデータ化・保管するサービスが開始
2020年10月27日、株式会社DEKIGOTOは、「EFIL」内の新サービス「EFILデータサービス」を開始したことを発表しました。 「EFIL」は、家族の写真を1カ所に保管し共有することができるア…
iPS細胞を活用した脊髄損傷や脳梗塞等の細胞移植治療の実現を目指す「ケイファーマ」が15.5億円調達
2022年5月24日、株式会社ケイファーマは、総額15億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ケイファーマは、iPS細胞を活用した脊髄損傷や脳梗塞等の細胞移植治療の実現のための研究と…
VR酔いを防止する移動技術を保有する「UNIVRS」と電力系通信事業者「QTnet」が資本業務提携
2022年12月15日、株式会社QTnetは、株式会社UNIVRSに出資し、メタバース分野での協業を行うことを発表しました。 QTnetは、九州電力グループの電力系通信事業者(旧社名:九州通信ネットワ…
ラボ型開発・請負開発サービス「DX Studio」などを手がける「Freecracy」が資金調達
2024年1月23日、Freecracy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、PKSHA Technology Capitalと松尾研究所傘下のMK Capitalが運営する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集