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カーボンクレジット創出支援や脱炭素コンサルティングを手がける「バイウィル」が16.2億円調達

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2025年7月1日、株式会社バイウィルは、総額16億2000万円の資金調達を発表しました。

バイウィルは、環境価値創出支援事業(カーボンクレジット創出支援)、環境価値売買事業(カーボンクレジット仲介・調達)、脱炭素コンサルティング事業、ブランドコンサルティング事業を展開しています。

今回調達した資金は、環境価値創出支援サービスの生産性向上、環境価値創出領域(エリア・方法論)の拡張、事業成長に対応するための最良人材の採用に活用します。


現在、地球規模の課題として気候変動が進行し、我々の生活や未来に大きな影響を及ぼしています。近年の急激な気候変動は、主に人間活動による温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出が原因とされていることから、社会では二酸化炭素を中心とした温室効果ガスの排出を削減する「脱炭素」の取り組みが進められています。

企業は温室効果ガスの主要な排出源のひとつであることから、さまざまな環境対策が求められています。また、対策を講じるだけでなく、気候変動の解決に向けた主体的な役割も期待されています。

カーボンクレジットは、企業の環境対策において、削減しきれない温室効果ガス排出量を補完する柔軟な手段として、重要な役割を果たしています。

カーボンクレジットとは、温室効果ガスの排出量・吸収量をクレジットとして数値化し、取引可能にしたものです。具体的には、森林保全や再生可能エネルギーの導入、脱炭素化に資する技術開発とその実装といったプロジェクトが対象となります。

このような背景のもと、バイウィルはカーボンクレジットの創出を支援し、その取り組みのブランディングを通じて、脱炭素化の活動を広く周知することで、企業や地域の価値向上に貢献しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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