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2025年6月30日IoT在庫管理システム「SmartMat Cloud」を運営する「エスマット」が資金調達

2025年6月30日、株式会社エスマットは、資金調達を発表しました。
今回の資金調達により、累計調達額は36億円となりました。
エスマットは、IoT在庫管理システム「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」を提供しています。
IoT重量計を活用することで在庫のリアルタイムでの可視化を実現し、在庫管理業務を効率化します。
2025年6月には、在庫最適化AIエージェント機能(β版)の提供を開始しています。この機能は、IoT重量計が計測した在庫の使用傾向や時系列パターンをAIが学習し、欠品リスクや在庫圧縮の可能性を自動で検出する機能です。これにより在庫の最適化を支援することを目指しています。
今回調達した資金は、プロダクト開発、採用、広告宣伝に活用します。
在庫管理とは、企業が保有する原材料や製品などの在庫を、生産や販売の動向に応じて、最適な数量・状態で供給できるよう調整・管理する業務を指します。
適切な在庫管理を行うことで、過剰在庫や欠品といったトラブルを防ぎ、在庫の質と量を安定して保つことが可能になります。その結果、不良在庫による無駄なコストや、在庫切れによる機会損失を抑えることができ、業務の効率化や収益性の向上に寄与します。
一方で、在庫管理が不十分であると、過剰な仕入れや欠品対応に追われることになり、不要なコストの発生や業務の非効率化を招き、企業の利益を圧迫する要因となります。したがって、企業が利益を最大化するためには、在庫管理の徹底が欠かせません。
こうした課題に対応するため、エスマットはIoT重量計を用いた在庫管理システム「SmartMat Cloud」を提供しています。
現在は、ビーコン、ハンディターミナル、重量計などのIoT機器を活用した在庫管理手法が広く普及しています。なかでも重量計は、ネジやボルトといった大量の小型部品の数量を効率的に把握できるほか、液体や粉末のように個数単位で管理できない物品の在庫量も正確に測定できるという特徴を持っています。
IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。
また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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