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循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築する「ECOMMIT」が資金調達

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2024年11月8日、株式会社ECOMMITは、資金調達を実施したことを発表しました。

今回の調達により、シリーズAの総額調達額は約15.9億円となります。

ECOMMITは、循環型社会の実現に向け、不要品の回収・選別・再流通のインフラ・システムの開発や、リユース・リサイクル事業を展開しています。

全国7か所に自社の循環センターを有しており、不要になったものを回収・選別・再流通させています。

今回の資金は、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の拠点拡大や、アパレルメーカーなどものづくり企業との資源循環の仕組みの構築、全国7か所のサーキュラーセンターの統合・拠点拡大などに充当します。


資源に関する社会課題の解決に向け、資源の再利用と環境への負担軽減を目指した循環型社会の実現が求められています。循環型社会は、資源を効率的に活用し、限られた資源を持続的に再利用することを基本的な考えとしています。

現代の産業では石油由来のプラスチック製品が重要な役割を担っていますが、プラスチックは、燃焼による温室効果ガスの排出、石油資源の枯渇リスク、海洋汚染(海洋プラスチック問題)など、多くの課題が指摘されています。そのため、プラスチック問題の解決に向けて、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を積極的に推進する必要があります。

日本では、2000年代以降、リサイクルに関する法律が施行され、リサイクルが推進されているものの、廃棄物の分別や、選別の徹底、リサイクル体制の強化が依然として課題です。

このような課題に対応するため、ECOMMITは、回収・選別・再流通のインフラをビジネスと構築することを目指しています。

たとえば、資源循環サービス「PASSTO」は、マンション・郵便局・商業施設など、生活者の身近な場所を資源循環の入り口とし、使わなくなった不用品を回収し、最適な使い道を選別し、再活躍させるリユース・リサイクルの循環をつくっています。

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カテゴリ 有望企業
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