注目のスタートアップ

蓄電池検査システムなどの実用化を目指す「Integral Geometry Science」が45億円調達へ

company

2024年1月23日、株式会社Integral Geometry Scienceは、総額約45億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達は、SBIインベストメント株式会社を引受先とした第三者割当増資と、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のディープテック・スタートアップ支援事業における助成金によるものです。

Integral Geometry Scienceは、誰も見ることができなかった隠された世界を撮影するテクノロジーの研究開発と事業化を行う企業です。

創業者である木村建次郎博士・木村憲明博士は、応用数学史上の未解決問題である波動散乱の逆問題を世界で初めて解析的に解くことに成功し、特許を取得しています。

乳がん検査に変革をもたらすマイクロ波マンモグラフィ、蓄電池非破壊画像診断システム、ウォークスルー型セキュリティシステム、鉄筋破断・腐食非破壊検査システムなどのソリューションを開発・提供するほか、政府主導の研究・開発プロジェクトを主宰しています。

今回の資金調達により、インライン蓄電池検査システムの量産化に向けた技術開発や、試作機開発、海外展開、その他プロダクトの実用化に取り組んでいきます。


透視技術・イメージング技術は、対象を破壊することなく内部を見ることができます。

たとえばレントゲン撮影(X線撮影)は、医療における骨折や疾患の検査、空港における手荷物検査、製造業などにおける非破壊検査など幅広い場所で利用されています。

このほかにも、見えない場所を見るための多様が技術が開発され、さまざまな領域で活用されています。

一方、既存の技術は、被曝のリスクがある、撮影された対象が鮮明ではなく肉眼では判断がつかないことがあるといった課題を抱えています。これは、利用しているX線やガンマ線の特性によるものです。

対象を鮮明に撮影することが可能である(繊細に反応する)波動の場合は、複雑な波動の散乱となります。この複雑な散乱についてはこれまで有効な解析法が見つかっておらず、莫大な計算コストを費やして計算するしかありませんでした。

この「波動散乱の逆問題」と呼ばれる、応用数学史上の未解決問題は、2012年に木村建次郎博士と木村憲明博士によって解かれ、両博士はIntegral Geometry Instrumentsを立ち上げました。

博士らが導き出した数式により、これまで不可能だったより精細な透視画像の撮影が可能となります。IGSはこの事業化のため、蓄電池検査システムやマイクロ波マンモグラフィなどの開発を進めています。

革新的な技術の実用化のためには戦略的な資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NEDO システム 実用化 撮影 株式会社 検査 画像 蓄電池 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【税理士監修】すぐわかる事業計画書の書き方!融資・起業を成功させるテンプレート&記入例付
【2026年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2026年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

冷凍幼児食「mogumo」やEC運用のBPO事業を手がける「Oxxx」が1.8億円調達
2025年3月13日、株式会社Oxxxは、総額1億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oxxxは、冷凍幼児食「mogumo(モグモ)」と、EC運用のBPO事業を運営しています。 「m…
BeReal交換アプリ「BeMatch.」を運営する「ONE」が2億円調達
2024年7月3日、ONE株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ONEは、BeReal交換アプリ「BeMatch.」を運営しています。 BeRealは1日1枚の写真を友達とシ…
登山・アウトドア向けアプリなどを手がける「ヤマップ」が20.4億円調達 損害保険会社を設立
2024年5月28日、株式会社ヤマップは、総額20億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ヤマップは、登山地図アプリ「YAMAP」や、登山・アウトドアのセレクトオンラインストア「YA…
フリースクールや通信制サポート校を運営する「無花果」が資金調達
2023年7月10日、無花果株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 無花果株式会社として通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」の運営や、教員研修システム開発を手がけるほか、N…
「Beso」と「アーリークロス」が資本業務提携 資料回収業務の課題を解決する「資料回収サービス」の共同実証実験を開始
2023年8月2日、株式会社Besoは、税理士法人アーリークロスと、資本業務提携したことを発表しました。 また、資料回収業務の課題を解決するためのβ版新サービス「資料回収サービス」の共同実証実験を開始…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳