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2024年1月22日実店舗・EC・卸のオムニチャネル管理に対応する中小企業向けクラウドERP「キャムマックス」を提供する「キャム」が2億円調達
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2024年1月19日、株式会社キャムは、第三者割当増資と資本性ローンにより総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。
キャムは、実店舗・EC・卸のオムニチャネル管理に対応する中小企業向けクラウドERP「キャムマックス」を提供しています。
「キャムマックス」は、ノンカスタマイズで受発注から会計まで対応する中小企業向けのクラウドERPです。
POSデータ・ECカート・EDIなどと連携し、実店舗・EC・卸の受注・在庫の一元管理を実現します。
搭載している機能は、「販売管理」「購買管理」「在庫管理」「財務会計」「機能連携」です。
また、クラウド型であるため、ネットワーク環境とPCなどのデバイスがあればどこからでも利用が可能です。
今回の資金は、「キャムマックス」のさらなる機能と外部連携の強化、マーケティング、人材採用などに充当します。
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、主に大企業で採用される基幹システムです。ERPは企業に存在するさまざまな業務データの一次元管理を実現するためのシステムであり、とくに大量のデータを効率的に管理しなくてはならない大企業において重要なシステムとして稼働しています。
一方、旧来のERPは企業ごとにカスタマイズが施され、年々肥大化・老朽化し、管理・保守に多大なコストがかかるという課題を生んでいます。さらに多くのERPはオンプレミス型であり、近年のテレワーク環境への対応が難しいといった課題を抱えています。さらには、近年はSaaSといった新たなサービスが登場し、こういった新たなシステムの導入・対応が重要となっているのですが、ERPは新たなシステムに対応する柔軟性がなく、新たにカスタマイズを施す必要があります。
したがって現在は、柔軟性・拡張性を備えた次世代型のERPが登場し、導入が進められています。
こうした中で、中小企業においてもデジタルデータを扱う業務が増加しており、一元管理を実現するシステムのニーズが高まっています。次世代型のERPはその基幹システムとして注目されており、今後中小企業においても基幹システムとしての導入が進んでいくと考えられています。
大きな組織ではすでに利用しているシステムがあり、それを変更することには大きな労力が伴います。しかし創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
また、システム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
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