創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年12月12日高高度ガス気球と気密キャビンによる宇宙遊覧を目指す「岩谷技研」が4億円調達

2023年12月8日、株式会社岩谷技研は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。
直近では、10月に5.7億円調達しています。
岩谷技研は、気球による宇宙遊覧を目指し、高高度ガス気球と気密キャビンを設計・開発・製造しています。
2023年7月23日に、自社開発の高高度ガス気球と気密キャビンを用い、高度6,000km超えを目標とした有人飛行試験を実施し、最大到達高度6,072m、飛行距離26.35km、飛行時間131分を達成しています。
宇宙旅行の実現は人類の夢のひとつであり、現在、さまざまな主体がその実現に向けたプロジェクトを進めています。
たとえば、Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏は、2021年7月20日に、弾道飛行用システム「New Shepard」による宇宙旅行を成功させました。
そのほか、宇宙旅行を成功させたスタートアップには、イーロン・マスク氏が率いるSpaceX社、前澤友作氏が搭乗したスペース・アドベンチャーズ社などが挙げられます。
一方で、これらのスタートアップによる宇宙旅行は現在数千万円ほどの費用がかかり、ビジネスとしてスケールした後でも数百万円程度の価格になると見込まれており、基本的に富裕層向けのサービスになると考えられます。
岩谷技研は、誰でも頑張れば用意できる程度の経済的負担のみで、さらに訓練や鍛錬などを必要とせず、幼児から年配者までを対象に、宇宙の入り口まで連れていくことができる宇宙旅行サービスの実現を目指しています。そのために、高高度ガス気球と気密キャビンを開発しています。
この新しいアプローチによる宇宙旅行は、宇宙機の開発とロケットの打ち上げが不要となるため、宇宙旅行のコストを大幅に削減できる可能性があります。
スケールの大きなビジネスには、豊富な資金や、数々のパートナーシップの構築などが必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | ガス気球 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙旅行 岩谷技研 旅行 株式会社 気密キャビン 気球 資金調達 遊覧 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年7月25日、ドリコス株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドリコスは、ヘルスケアの領域で、データとハードウェアをかけ合わせ、健康の自動化を実現するヘルス…
2019年10月10日、株式会社フューチャースタンダードは、総額1億6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京理科大学イノベーション・キャピタルなどです。 また、東京理科大…
2025年5月9日、株式会社furasucoは、資金調達を発表しました。 沖縄県石垣島で、手荷物即日配送サービス「RedCaps」を運営しています。 観光客の手荷物を、空港から宿泊施設にシームレスに配…
2020年1月15日、株式会社ファームノートホールディングスは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、オイシックス・ラ・大地株式会社が設立したフードイノベーション領域に特化したCVCファン…
2021年9月27日、株式会社Provigateは、総額9億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 誰にでも使うことができる家庭向け血糖測定センサーと機器の開発と、糖尿病予備群・糖尿病…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

