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大阪・関西万博 落合館のコンテンツを制作する「サステナブルパビリオン2025」が資金調達

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2023年9月14日、株式会社サステナブルパビリオン2025は、資金調達を実施したことを発表しました。

サステナブルパビリオン2025は、落合陽一プロデューサーによる大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」のコンテンツのひとつでもあるデジタルヒューマン型ID基盤「Mirrored Body」を開発し、さらに会期後も継続的に社会で活用されるための標準化とプラットフォーム構築に取り組んでいます。

「Mirrored Body」は、ブロックチェーン・AI技術を⽤いた、複製や代替が不可能なデジタルヒューマン型ID基盤です。自身のデジタルな身体にさまざまな情報を紐づけ、アイデンティティと所有権を確立します。

今回の資金は、基盤技術の開発、サービス開発のための実証検証に充当します。


2021年10月28日、Facebookはメタバース事業に注力していく姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。

メタバースとはインターネット上に構築された仮想空間であり、従来の仮想空間と比べ、大規模かつ自由度が高いことを特徴としています。

現在は、3Dモデルなどをアバターに、ゲームやコミュニケーションなどを楽しむ空間であると認識されていますが、将来的には、視覚や聴覚以外の感覚をフィードバックする技術が実用化され、仮想空間であっても現実と変わらないような体験ができるようになり、その際にはメタバースは、新たな「世界」「現実」として機能すると考えられます。

こうした新たな現実として機能するメタバースは、身体的に障害を抱えている人も肉体の制約から解放され、さまざまな社会的な活動を制限なく行うことができるようになります。

したがって、メタバースでは行政サービスや民間企業による多種多様なサービスが提供されるようになり、個人がその人であることを証明することが必要であるケースも出てくるでしょう。

デジタルにおけるID(アイデンティティ)は、ブロックチェーン技術(とくにNFT)を活用することで、強固な仕組みを構築できると考えられています。

サステナブルパビリオン2025は、3Dスキャンにより作成された自身のデジタルヒューマンとデジタルIDを一体化させたID基盤「Mirrored Body」を開発しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB Mirrored Body null² アイデンティティ デジタルヒューマン型ID基盤 プラットフォーム ブロックチェーン 基盤技術 技術 株式会社 標準化 資金調達
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