注目のスタートアップ

AI・自然言語処理技術を活用して開発・コンサルティング・サービス提供を行う「pluszero」と「アップセルテクノロジィーズ」が資本業務提携

company

2023年6月28日、アップセルテクノロジィーズ株式会社は、株式会社pluszeroと、資本業務提携を行ったことを発表しました。

pluszeroは、AI・自然言語処理技術を活用して開発・コンサルティング・サービス提供を行っています。

また、人間同様に本質的な言葉の意味を理解するAIである「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」という独自コンセプトを掲げ、その開発を行っています。

人間の知能の完全な複製を目指す点では汎用AIと同じですが、汎用AIはあらゆる課題に対応することを目指しその実現が困難となっている一方で、AEIは特定の課題に特化することで実用的な水準での業務遂行を可能としています。

2021年9月に、AEIのコアとなる意味理解AIに基づく特許を取得しています。今後、人間の言葉を高いレベルで理解できる意味理解AIの研究開発を進め、AEIの実現を目指します。

アップセルテクノロジィーズは、営業DXツール「UPSELL CLOUD」の開発・提供や、インサイドセールス事業などを手がけています。


近年、AI(人工知能)の研究開発が急速に進展し、ビジネスを含むさまざまな領域で活用が進んでいます。

AIは、人間が扱うことができる範囲を超えた大量のデータを、スピーディ・高精度・複合的に分析することができます。これにより、これまで人力では不可能だったデータの分析や、業務の高度な自動化や効率化を実現しています。

とはいえ、こうした特化型のAIは、人間では不可能な規模の複雑な計算をスピーディに行ってくれるものであり、コンピューターの延長戦にあるものでしかありません。つまり特化型AIは設計したようにしか動かない道具といえます。

そのため、人間と同じように物事を理解し、さまざまなタスクを処理できるようになる汎用AI(強いAI)の実現に向けた研究開発も進められています。

近年は、OpenAI社のAIチャットボットであるChatGPTが公開され、人間の言葉を理解し、これまでのAIよりも圧倒的に広範なタスクをこなすように振る舞うことから、各所に大きな衝撃をもたらしました。とはいえChatGPTにも、かなりの頻度で間違った答えを出力してしまうといった信頼性に関する課題があります。

pluszeroは、言葉の本来の意味を機械が理解できる技術の実現により、より柔軟なAIを生み出し、第4次AIブームの火付け役となることを目指しています。

AIは、これまで非効率的だった業務の大幅な効率化を実現するなど、大きな革新をもたらしています。AIの活用は企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なAIソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AEI AI Artificial Elastic Intelligence pluszero アップセルテクノロジィーズ コンサルティング サービス 技術 株式会社 自然言語処理 資本業務提携 開発
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

C向けセール・アンド・リースバック・サービス「CASHARi」開発の「ガレージバンク」4,500万円調達
2020年11月19日、ガレージバンク株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 C(個人)向けセール・アンド・リースバック・サービス「CASHARi(カシャリ)」を開発…
アップサイクル繊維を開発・製造する「Curelabo」が資金調達 エフ・シー・シーと共同開発を開始
2023年3月9日、Curelabo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社である株式会社エフ・シー・シーと素材の共同開発を開始することも併せて発表しています。 さらに、…
Webサポート事業の「ヘリックス・クリエイティブ」が資金調達
2020年11月9日、ヘリックス・クリエイティブ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、トータル・プロデュース事業を展開するLiNK-UP株式会社です。 ヘリックス・クリエイテ…
HR 共創プラットフォーム「PathosLogos」を開発・提供する「パトスロゴス」が19.5億円調達
2023年9月13日、株式会社パトスロゴスは、総額19億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パトスロゴスは、HR 共創プラットフォーム「PathosLogos」や、大企業向けSaa…
光量子コンピューターを開発する「OptQC」が15億円調達
2025年10月22日、OptQC株式会社は、総額15億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は21.5億円となりました。 OptQCは、東京大学大学院工学系研究科・古澤研究室…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集