注目のスタートアップ

生成AIに特化したソリューションの提供と自社サービスの運営を行う「neoAI」が5,500万円調達

company

2023年4月24日、株式会社neoAIは、総額約5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

neoAIは、生成AIに特化したソリューションの提供と自社サービスの運営を行う、東京大学松尾研究室発スタートアップです。

生成AIに特化したR&Dチームを軸に、ChatGPTなどのLLM(大規模言語モデル)の導入や、生成AIを活用した新たな事業創出の支援、「Dream Icon」「Dream Animal」などの自社生成AIサービスを手がけています。

「DreamIcon」は、自分の写真を10枚アップロードすることで、AIによって20種類以上のテーマに沿ったアイコン画像を生成するWebサービスです。

2022年8月にGoogleが発表した最先端の画像生成AIをベースとしており、短時間でユーザーを学習し、特定の人物の画像の生成を実現しています。

今回の資金は、エンジニア・プロジェクトマネージャーを中心とした人材採用、組織拡大に充当します。


近年、画像生成AIであるStable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)や、OpenAI社のAIチャットボット・ChatGPTの流行により、生成AI(Generative AI)が急激に注目されています。

生成AIとは、人間によるテキストなどの命令によって、絵・文章・音などを生成するAIのことです。

近年登場した「Stable Diffusion」などの画像生成AIは、インターネット上などにある絵を大量に学習し、人間が描いたのと見間違うような絵を、ユーザーの(ある程度)望む形で生成でき、その精度の高さによって各所に衝撃をもたらしました。

また、AIチャットボットChatGPTは、自然な文章によるチャットのやり取りを実現するAIなのですが、ただ単純に会話ができるというだけでなく、質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなど、人間の作業を高い精度で代替してくれるという点が大きく注目されました。

こうした生成AIは、ビジネスの可能性を大幅に広げるものとして産業界で受け止められており、急速にビジネスでの活用が進められています。

neoAIは、アカデミアの知見をもとに、生成AIの研究開発や、生成AIを利用した事業開発支援、自社生成AIサービスの展開などに取り組んでいます。今後、ビジネスにおいて重要性が増す生成AIの領域において、どのような企業となっていくのか注目が必要です。

AIは、ビジネスの世界においてはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI ChatGPT DreamIcon Generative AI neoAI Stable Diffusion アイコン ソリューション 東京大学 株式会社 生成 生成AI 画像 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」の設立方法完全ガイド|流れ・費用・必要書類など解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

新卒特化のスカウトサービスを提供する「ABABA」が1.2億円調達
2023年3月1日、株式会社ABABAは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ABABAは、新卒特化のダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を提供しています。 最…
パブリッククラウドのセキュリティプラットフォームを提供する「Cloudbase」が資金調達
2024年8月21日、Cloudbase株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、海外投資家のFlight Deck Capitalなどです。 Cloudbaseは、パブリッククラ…
メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターが「博報堂DYホールディングス」と資本業務提携
2023年6月23日、クラスター株式会社は、株式会社博報堂DYホールディングスより第三者割当による出資を受け、資本業務提携に合意したことを発表しました。 また直近では、2023年5月17日に52億円の…
子ども向けの国際交流事業を展開する「HelloWorld」
2024年8月30日、HelloWorld株式会社は、借入により総額1億8400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 借入先は、株式会社沖縄銀行、株式会社三菱UFJ銀行、沖縄振興開発金融公庫で…
移住支援サービスを展開する「スカラパートナーズ」と総合人材サービス企業の「アデコ」が業務提携
2020年9月30日、株式会社スカラパートナーズは、アデコ株式会社と、業務提携を行うことで合意したことを発表しました。 スカラパートナーズは、専門の移住コンシェルジュが移住相談を行う支援サイト「Kom…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集