注目のスタートアップ

次世代型のドアツードア送迎サービスを展開する「NearMe」が7億円調達

company

2022年12月8日、株式会社NearMeは、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。

NearMeは、ドアツードアの送迎において、独自のAIを活用して運行や乗客の相乗りを最大化することで移動コストを下げ、さらにスムーズな移動体験を提供する「スマートシャトル」サービスを展開しています。

2022年12月現在、自宅・ホテルと空港をつなぐ「nearMe.Airport(ニアミー エアポート)」、地域内の移動を促進する「nearMe.Town(ニアミー タウン)」、自宅とゴルフ場をつなぐ「nearMe.Golf(ニアミー ゴルフ)」、自宅と学校をつなぐ「nearMe.School(ニアミー スクール)」、空港職員をはじめ、通勤する人向けの送迎サービス「nearMe.Commute(ニアミー コミュート)」を展開しています。

今回の資金は、スマートシャトル事業の認知拡大・利用拡大のためのマーケティング、事業拡大を見据えた採用活動の強化に充当します。

交通インフラのひとつとして定着しているタクシーは、自宅やホテルなどに呼び、そこから動くことなく目的地まで移動することができる、ドアツードアという特徴を持つ交通サービスです。

電車・バスなどの公共交通と比べて費用はかかりますが、1人で移動させることが難しい荷物がある、公共交通がない場所に向かう、怪我などで歩くことが難しいなどの際に利用されています。

一方でタクシーは、全走行距離のうち顧客を乗せて走行しているのは平均40〜60%程度であるといわれています。

乗客が乗車していない間は何も運んでいない状態にあるため、非効率であるといえます。また、一度に定員である4人を乗せることもあまりなく、乗客を運んでいたとしても、空間的な損失が発生しています。

ニアミーはタクシーのこの非効率・損失に目をつけ、独自のAIを活用し運行の効率化・相乗りによる輸送効率の最大化を実現する「スマートシャトル」を展開しています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ MaaS NearMe nearMe.Airport nearMe.Commute nearMe.Golf nearMe.School nearMe.Town スマートシャトル タクシー 交通 交通インフラ 株式会社 移動 空港 資金調達 送迎
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

細胞エンジニアリング企業「Logomix」が28億円調達
2025年7月30日、株式会社Logomixは、総額28億円の資金調達を発表しました。 Logomixは、さまざまな生物種の細胞機能を効率よく設計・改変する細胞エンジニアリング企業です。 大規模かつ自…
オールインワン動物病院運営システムを提供する「ミニイク」が資金調達
2023年11月20日、ミニイク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ミニイクは、オールインワン動物病院運営システム「ミニイク」を提供しています。 オンライン予約、電子カルテシステム、勤…
​ウェブインバウンド・越境EC支援の「ジグザグ」がECサイト構築プラットフォーム展開の「ecbeing」と業務提携
2022年8月18日、株式会社ジグザグは、株式会社ecbeingと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、「ecbeing」とのサービス連携を開始したことも併せて発表しています。 ジグザグ…
AIによるエントリーシート自動作成サービス「ES Maker」がリリース
2023年3月17日、Ann株式会社は、新サービス「ES Maker」を一般公開したことを発表しました。 「ES Maker」は、AIによってエントリーシートの見本を自動で作成するサービスです。 質問…
「FFGベンチャービジネスパートナーズ」が製造業向けクラウド業務管理「CHAIN」や金属部品調達プラットフォーム「Mitsuri」を提供する「Catallaxy」に出資
株式会社ふくおかフィナンシャルグループは、傘下の株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズが運営するCVCファンドより、株式会社Catallaxyに対して出資したことを発表しました。 Catalla…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集