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バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite』に特化したメタバース制作スタジオ「NEIGHBOR」が資金調達

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2022年12月6日、株式会社NEIGHBORは、資金調達を実施したことを発表しました。

NEIGHBORは、バトルロイヤルTPSゲーム『Fortnite(フォートナイト)』上にメタバース空間を制作するクリエイティブスタジオ事業を展開しています。

『Fortnite』のクリエイティブ機能を利用し、都市のメタバース化や、オリジナルゲームの開発、新商品の3Dモデルの制作・メタバースを使った商品PRなどを行っています。

制作実績
・EXILE 関口メンディー氏の絵本「ひらいたトコロのミラランド」のメタバース
・Testosterone氏と共同開発した筋トレ強制メタバース「TOKYO WORKOUT DEATHRUN」
・けんすう氏のキャラクター「ロケスタくん」を起用した「AI ロケスタくん」

今回の資金は、事業拡大のための人材獲得、採用・組織体制の強化、クリエーター支援、オリジナルメタバース空間の開発などに充当します。

メタバース(Metaverse)とは、大雑把にいえばインターネット上に構築された仮想空間のことを指します。通常の仮想空間よりも大規模で自由度が高いことを特徴としています。

メタバースはビジネスにおいてもすでに活用されており、大規模な商談会や、ライブエンターテインメントなどの例があります。

また、エンターテインメントの領域ですでに数多くのメタバースが誕生しており、そこから派生する形でアバター(自身の分身となる3Dモデル)の売買やカスタマイズなどメタバース特有の文化・経済圏も生まれています。

『Fortnite』はオンラインバトルロイヤルTPSゲームなのですが、ゲーム内のイベントとして音楽ライブを開催するなど、仮想空間の活用、メタバースとしての拡張を目指しています。

もともと人気ゲームだったこともあり、総ユーザー数は3.5億人超、月間アクティブユーザー数はピーク時で6,200万人というユーザー数を誇る、世界でも屈指の仮想空間のひとつとなっています。

『Fortnite』には、ユーザーがオリジナルのコースや建物を作れるクリエイティブモードという機能が実装されており、ユーザーが作ったさまざまなクリエイティブマップが公開されています。

株式会社NEIGHBORのコメント

このニュースを受けまして、株式会社NEIGHBOR 代表取締役 川本龍氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

・ランニングコスト
・人材獲得
・開発費

この3つが主になります。利益よりはいまは売上と実績作りなので、資金調達で前のめりで開発できる環境を作っております。

・今後の展望を教えてください。

メタバース時代の巨大IP企業を目指します。「メタバースの人気コンテンツは、どれをみても日本製だよね。NEIGHBORが作ってるよね」というポジションを目指します。

・読者へのメッセージをお願いします。

メタバースは「来るか」「来ないか」の議論は終わっていて、若者たちの文化にはすでにメタバースは根付いています。若者だけにとどまらず拡大していくのは間違いないです。海外ではメタバースの活用は始まっています。日本もグローバルに目を向けてメタバース時代で勝ちましょう!

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