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医療業界向けノーコードのデータクレンジングソフトウェア「Yuicleaner」を開発する「Yuimedi」が4.5億円調達

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2022年11月30日、株式会社Yuimediは、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Yuimediは、医療業界向けのノーコードのデータクレンジングソフトウェア「Yuicleaner」を開発しています。

AIを活用したノーコードのデータクレンジングソフトウェアで、オフラインで動作可能、データ変換の証跡を辿ることでデータ品質の管理が可能なことを特徴としています。

日々生み出されるリアルワールドデータ(RWD)をクレンジングすることで、RWDの保有者である病院と、それを利活用する製薬企業などの間でより活発なRWDの利活用が促進されることが期待されます。

また、「Yuicleaner」の開発・提供に加えて、病院への医療データベース構築支援、製薬会社への医療データ活用コンサルテーションを提供しています。

今回の資金は、人材採用、国内におけるプラットフォーム開発、米国展開の基盤構築に充当します。

リアルワールドデータ(RWD)とは、電子カルテデータや、調剤レセプトデータ、保険者データ、ウェアラブルデバイスから得られるデータなど、臨床現場で得られる日常的な医療データのことです。

これまでRWDの提供は、厚生労働省が提供するデータベースや、国の事業(医療情報データベース基盤整備事業)によって構築されたデータベースシステム「MID-NET」が主だったのですが、これらは公益目的で提供されており、さらにそのデータの活用のためにはセキュリティを確保した専用の部屋の構築などが必要となり、非常にハードルが高いものでした。

しかし近年は、独自に契約した医療機関や自治体と連携しRWDを提供する民間企業が登場しており、RWDの活用に注目が集まっています。

RWDは、医療における診断・治療の効率化・適正化、行政の医療政策の評価、医薬品・医療機器の健康被害リスクの早期発見、創薬、医薬品上市後の迅速な調査など幅広い活用が可能です。

一方、電子カルテデータなどのRWDは形式の整っていない非構造化データが多いことから、コンピューターでの解析などが困難であり、それがRWDの活用を妨げている要因のひとつとなっています。

Yuimedは、この課題を解決するため、データクレンジングをプログラミングの知識なくできるノーコードのデータクレンジングソフトウェア「Yuicleaner」を開発しています。

AI技術の発展により、ビッグデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

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