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2022年10月28日課題解決型インターンシップを秋田県内の中小企業向けに提供する「ローカルクエスト」が創業・資金調達

2022年10月27日、ローカルクエスト株式会社は、2022年10月5日に創業したことと、資金調達を実施したことを発表しました。
ローカルクエストは、秋田県内の中小企業に向け、課題解決型インターンシップを提供しています。
対面でのヒアリングを通じて企業の課題を設定し、その課題解決に向けたプロジェクトを学生向けインターンシップとして企画・立案します。
そして、学生の募集と3か月~6か月のインターンシッププログラムの運営を行い、その後、内製化に向けたフォローアップを行います。
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インターンシップとは、社会や会社を知ってもらうために、実際の職場を体験してもらう「就業体験」のことです。
企業側は、早期に学生と接点を持てることや、新卒採用時のミスマッチを削減できることがメリットです。
学生側は、企業・業界の知見を深められることや、実務経験を積めること、内定につながる可能性があることなどがメリットです。
インターンシップの参加者は2016年卒から増加しており、近年は80%以上の学生が一度はインターンシップに参加しています。
一方、地方企業ではインターンシップ受入率が非常に低いという課題があります。
これは、インターンシップの実施がどれだけの採用につながるかの効果が明確でないこと、新たにインターンシップを開始するにはノウハウやリソースが不足していることが理由であるといわれています。
しかし、学生にとって就職は、これまで生きてきた勉学の世界から労働の世界という未知の世界へ移行するものであるため、企業や社会を体験できるインターンシップは重要なものとなっています。
さらにインターンシップは主に首都圏の企業で実施されているため、地方の学生は、1日から数日のインターンシップに参加するために、高い交通費・生活費を支払う必要があります。
もし地方企業でも積極的にインターンシップ生が受け入れられていれば、地元企業のインターンシップに行きたいという学生も一定数存在すると考えられます。
また近年は、AIなどのテクノロジーの発展や、SDGsの推進などによる価値観の大幅な変化など、社会・消費構造の変化も激しくなっています。
学生の世代はこれらの変化を敏感に感じ取っており、また新たな価値観を受け入れている人材でもあります。
地方でも新しい時代にあわせた事業を展開したいと考えている企業は多く存在しており、こうした若い人材を受け入れることができれば、組織を変革できるかもしれません。
ローカルクエストは、これらの課題を解決するため、地方企業のインターンシップの実施を支援しています。
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