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ITデバイスとSaaSの統合管理クラウドを提供する「ジョーシス」が44.2億円調達

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2022年9月7日、ジョーシス株式会社は、総額44億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ジョーシスは、ITデバイスとSaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」を運営しています。

従業員が所持・利用しているITデバイスとSaaSを可視化し、従業員に紐づけて統合管理することができます。

また、これまでそれぞれのSaaSの管理画面で行っていたアカウントの発行・削除を一括で処理できるため、アカウント発行・削除にかかる業務を効率化できます。

ほかにも、管理者が把握していないアカウントの検知・削除や、従業員情報の人事マスターとの連携などが可能です。

今回の資金調達により、英語圏(インド、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ドイツ、オランダ、アメリカ、カナダ)での製品の提供を開始します。

2023年初頭からシンガポールで開始し、2023年内にアメリカを含む英語圏でサービスを開始します。

SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアサービスをインターネット経由で利用するサービスのことです。

ネット環境さえあれば、ブラウザからいつでもどこでもアクセスできるという利便性や、オンプレミス型と違って初期費用や更新費用がかからないことから、多くの組織に導入されています。

一方でSaaSは、会計、経費精算、社内コミュニケーション、顧客管理、案件管理、営業支援、電子契約など、特化したサービスが大半であるため、業務ごとにSaaSを導入することになります。

アメリカの企業ではSaaSの平均導入数が100を超えているとの報告もあります。国内企業ではそこまでSaaSは普及していませんが、平均で10程度のSaaSが導入されているといわれています。

SaaSが多くなればなるほどSaaSの管理の複雑さが増していくため、SaaSの統合管理を実現するサービスのニーズが高まっています。

「ジョーシス」はこうしたSaaSの統合管理を実現するクラウドサービスです。

SaaSだけでなく、PC・スマートフォン・タブレットといったITデバイスの管理も可能で、コーポレートIT全体をカバーしている点が特徴的です。

効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、自社に合ったシステム・ツールを選定・導入するとよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

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