注目のスタートアップ

岩手で介護福祉事業を展開する「航和」が資金調達

company

2022年9月1日、株式会社航和は、資金調達を実施したことを発表しました。

航和は、IoTを積極的に活用し介護現場の効率化を図った介護施設(居宅介護支援事業所、通所介護事業所、訪問介護事業所)の運営や、社会福祉法人を通じた就労支援、グループホームの運営を行っています。

さらに、東京・仙台にオフィスを構え、介護系アプリの開発、コンサルティングサービスの提供も行っています。

今回の資金は、システム開発、コンサルティングサービスの提供拡大に充当します。

厚生労働省の「介護分野の現状等について」によると、介護人材の需要は、2020年度末に約216万人、2025年度末には約245万人となると試算されています。

そして2020年度末までに約26万人、2025年度末までに約55万人が不足すると予測されています。

介護業界ではこうした介護人材不足を解消するため、給与や環境などの処遇の改善を進めてきました。これにより、徐々に人手不足が改善されてきています。

さらに、同時に業務効率化や省人化を実現するデジタル化も進めています。

介護業界では現場作業が多いため、IoTが大きな力を発揮します。

たとえば、介護施設においては居室にカメラやセンサーを設置しシステムによって入居者の状態を把握することで、急な体調の変化などへのいち早い対応、見回り業務の効率化などが実現されています。

一方で、介護施設ではIT人材が不足していることも多いため、IoTの導入・活用に苦慮している施設も多々あります。

航和は、自社運営の介護施設でのIoT導入・活用の知見があるため、今後介護福祉領域でのコンサルティングサービスも強化していくようです。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IoT コンサルティング システム開発 介護 介護施設 介護福祉 効率化 就労支援 株式会社 現場 訪問介護 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ぐるなび」が「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語動画制作サービス」を開始
2020年10月7日、株式会社ぐるなびは、「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語動画制作サービス」を2020年10月6日から開始したことを発表しました。 「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語…
「メディアインキュベート」がスポーツ業界に特化したBtoBインフルエンサープラットフォーム「Sportfluence」の立ち上げを発表
2023年5月2日、株式会社メディアインキュベートは、「Sportfluence(スポーツインフルエンス)」を立ち上げることを発表しました。 「Sportfluence」は、スポーツ業界に特化したBt…
BIツール「ACROVE FORCE」を軸としたECプラットフォーム事業を展開する「ACROVE」が5億円超調達
2022年6月20日、株式会社ACROVEは、総額5億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 ACROVEは、独自のBIツール「ACROVE FORCE」を軸としたECプラットフォーム事業を展開…
「弥生」が会計事務所の記帳代行業務を効率化する 「記帳代行支援サービス」を開始
2020年9月28日、弥生株式会社は、「記帳代行支援サービス」を開始したことを発表しました。 「記帳代行支援サービス」は、会計事務所が顧問先(事業者)の代わりに会計帳簿作成を行う業務を支援するサービス…
観測ロケットや超小型人工衛星打上げロケットを開発・製造する「インターステラテクノロジズ」が18.7億円調達
2022年4月11日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額18億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インターステラテクノロジズは、観測ロケット「MOMO」と、超小型人工衛星打…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集