注目のスタートアップ

企業の宇宙利用や宇宙ビジネス参入を支援するデータプラットフォーム事業などを展開する「デジタルブラスト」が4億円調達

company

2022年7月11日、株式会社デジタルブラストは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

デジタルブラストは、企業の宇宙利用や宇宙ビジネス参入を支援するデータプラットフォーム事業、マーケティングのデジタルシフトを支援するコミュニケーションプラットフォーム事業、ハードウェア・ソフトウェアの研究開発を行うイノベーションプラットフォーム事業などを展開しています。

今回の資金は、2024年の国際宇宙ステーション(ISS)での実験開始を目指す重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の開発、データ流通プラットフォームの開発、採用強化などに充当します。

デジタルブラストは、月面における生体循環維持システムの実現を目指す「NOAH」プロジェクトを展開しています。

重力発生装置「AMAZ」は、遠心力を用いて月面と同じとなる地球の1/6の重力を再現する装置です。ISSでの「AMAZ」の実験を通し、さまざまな植物の重力応答に関する基礎データを取得する計画です。

世界の宇宙ビジネスの市場規模は、2010年に約27兆円だったものが、2019年には約40兆円にまで成長しています。また、2040年代には100兆円以上の市場規模へと成長することが予測されており、大きく注目されている市場です。

宇宙ビジネスのなかで、もっとも市場が大きく注目されているのが衛星サービス領域です。

衛星サービスとは、打ち上げた衛星から得られるデータや、データを取得する衛星を利用できるプラットフォームなどを提供するものです。

衛星は地上の広範なデータを取得できます。インターネットや電源がない環境のデータも取得できるため、洋上のデータの取得や広大な農地の管理などで活用されています。

衛星から得られるデータは地上では得られないデータも多く、どのように衛星データを活用するかが企業の競争力に関わってくると考えられています。

一方で宇宙ビジネスは急速に発展しており、日々できることが増えています。また多くの経営者は宇宙ビジネスの専門家ではないため、どのように活用できるのかイメージできないケースも多いでしょう。

デジタルブラストは、重要性が高まっていく宇宙ビジネスにおいて、企業の宇宙利用や宇宙ビジネス参入を支援しています。

スケールの大きなビジネスには、多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AMAZ DigitalBlast NOAH データ デジタルブラスト 企業 利用 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙利用 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

海事産業のDXを目指す「Marindows」が6億円調達
2022年8月26日、Marindows株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Marindowsは、海洋統合デジタルプラットフォーム「Marindows」の構築を目指していま…
「リアルテックファンド」が細胞の再生を司るオートファジーの社会実装を目指す「AutoPhagyGO」に出資
2022年6月14日、リアルテックホールディングス株式会社は、株式会社AutoPhagyGOに投資を実行したことを発表しました。 AutoPhagyGOは、大阪大学の吉森研究室に蓄積されたオートファジ…
シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」などを手がける「AgeWellJapan」が1.3億円調達
2025年3月4日、株式会社AgeWellJapanは、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AgeWellJapanは、シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サー…
完全人工光オートメーション植物工場「AN」提供の「クレオテクノロジー」が資金調達
2021年11月8日、株式会社クレオテクノロジーは、資金調達を実施したことを発表しました。 高品質なレタスを栽培できる完全人工光・全自動栽培植物工場「AN」を提供しています。 従来の植物工場の1/3の…
コーヒーのサブスクリプションサービス運営の「POST COFFEE」が1.5億円調達
2021年7月13日、POST COFFEE株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コーヒー豆をポストに届けるサブスクリプションサービス「PostCoffee」を運…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集