創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年4月22日見た目や味を変えずに料理・食材を柔らかくする調理機器「DeliSofter」を提供する「ギフモ」が2.5億円調達

2022年4月21日、ギフモ株式会社は、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ギフモは、パナソニック企業内のビジネスアイデアを事業化するために設立されたスタートアップです。
見た目や味をできるだけそのままに料理・食材を柔らかくする調理機器「DeliSofter(デリソフター)」を展開しています。
加齢・病気・怪我などにより噛む力・飲み込む力が低下してしまった人に向け、家族などと同じ食事をとることができる環境を提供することを目的としています。
—
ものを食べるには、飲み込む(嚥下)という動作が必要となります。飲み込むという動作には様々な器官の動きが関わっていますが、これら器官の衰えや疾患があると正常にものを飲み込めなくなる嚥下障害が起きてしまいます。
嚥下障害はものを食べられなくなることによる栄養低下や、ものが気道に間違って入ってしまう誤嚥と誤嚥による肺炎である誤嚥性肺炎につながります。特に高齢者は嚥下するための筋肉の衰えによる嚥下障害が発生しやすく、事故を防ぐため、専用の介護食や調理を行うなど、家族とは異なった食事を別に用意することもあります。
別の食事を用意する場合、食事を用意する人に手間がかかってしまいますし、経済的にも負担が生じてしまいます。また、家族とは別の食事をしなくてはならないため、食の楽しみが失われてしまうことにもなります。
ギフモの「DeliSofter」は、こうした嚥下に困難を抱えている人の課題を解決する調理機器です。今後高齢化が進展することで高齢者が増加していくことが予測されるため、こういったニッチなプロダクトもニーズが高まっていくことでしょう。
医療分野など研究開発が重要な位置を占めるビジネスでは資金調達が事業の成功を握っています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | DeliSofter ギフモ デリソフター 介護 家電 料理 株式会社 機器 調理 調理機器 資金調達 食事 食材 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年3月14日、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは子会社の株式会社VPP Japan、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとしたシンジケートローンにより総額103.4億円の資金調達を実施した…
2023年1月31日、株式会社オリゼ(旧:株式会社アグクル)は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 米麹由来糖分「ORYZAE(オリゼ)」を中心としたD2Cブランド「フードコスメORY…
2019年9月18日、株式会社MiLは、総額1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 和フレンチレストラン「倭」や、ベビー・フード「Mi+ミタス」を展開しています。 「倭」は、調味料…
株式会社Plottは、資金調達を実施したことを発表しました。 YouTubeで配信しているアニメーション『テイコウペンギン』を制作・運営しています。 今後、YouTube発のIP展開を目指し、アニメや…
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…