注目のスタートアップ

ネットでサービスを売れる個人ブランド支援サービス運営の「MOSH」が8億円調達

company

2022年4月20日、MOSH株式会社は、総額8億円の資金調達を実施しました。

MOSHは、ネットでサービスを売れる個人ブランド支援サービス「MOSH」を運営しています。

個人の持つ技術や情報をオンライン販売するために必要な、ホームページ作成、オフライン・オンラインの予約決済、デジタルコンテンツ販売、月間サブスクリプションなどをワンストップで提供するサービスです。

今回の資金は、サービス認知拡大のためのマーケティング、開発体制を強化するための人材採用、個人のブランド化を支援するための仕組みの構築に充当されます。

個人が持っているスキルなどを提供することをスキルシェアリングと呼びます。副業・兼業が解禁され多様な働き方が普及しつつある中、新たな働き方として利用する人が増えています。また、フリーランスが仕事を得るためのプラットフォームとしても大きく活用されています。

スキルシェアリングには様々な種類があり、個人向けに家事・育児・ペットケアなどを代行するものや、企業の業務の一部を担当したり成果物を納品したりするもの、知識・技能を提供したり教えたりするものなどがあります。特に介護の領域では、ペットの世話などは介護保険外となるため、比較的安価に利用できるスキルシェアリングは大きく拡大していくと考えられます。

もちろんスキルシェアリングにも注意点があります。それは個人間の取引であるということです。個人間の取引では、トラブルを防止するための仕組みの構築や、受注を増やすためのブランディングなどが重要となっており、スキルシェアリングサービスが成熟してきている現在では、これらの仕組みで差別化を図る段階になってきているといえます。

MOSH株式会社のコメント

このニュースを受けまして、MOSH株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

クリエイターエコノミーのさらなる発展のため、個人クリエイターの活動をより一層サポートし、多様な活動が行えるよう体制を強化することを目的として、今回の資金調達に至りました。
サービス認知を広げるためのマーケティング活動や、各クリエイターごとに最適な顧客体験を可能にするための、開発体制の強化に伴う人材採用に充ててまいります。
さらに、個人がチームを創って共同でサービスを展開できる新機能「MOSH for Teams」へ積極的な投資を行い、クリエイターの活動の幅を広げられるようサポートしたいと考えております。

・今後の展望を教えてください。

「クリエイターの抱える課題を解決し、クリエイターに1番に選ばれるサービスであること」を目標としています。
クリエイターが抱える課題とは、各事業フェーズによって主に4つに分けられると考えています。

1. 生活を安定させるための収益安定化
2. 情熱をさらに広げるための収益最大化
3. 時間外収益を上げるためのコンテンツ化
4. ファンと一体になるためのコミュニティ化

これらの課題をMOSHを通じて解決し、個人が自身を「ブランド化」できるプロダクトを創ることでクリエイターエコノミーを今後も活性化してまいります。
また、新機能「MOSH for Teams」の強化も行い、多様なクリエイターの活動を支援してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

MOSHは、多くの個人・スモールチームの顧客接点を持たせていただいております!
何か事業連携などがあればぜひお声かけください!

ビジネスにおいても個人のスキルを単発的に利用したい場面があります。「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入ノウハウについて解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ CtoC MOSH クリエイター・エコノミー サービス スキル スキル・シェア ブランディング 個人 支援 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」提供の「グラフ」が2,000万円調達
2021年10月15日、株式会社グラフは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH(グラフ)」を2021年9月末に正式ローン…
重量物に対応したAMR(自律走行搬送ロボット)を手がける「ニチエツ」が3億円調達
2025年6月10日、ニチエツ株式会社は、総額3億円の資金調達を発表しました。 ニチエツは、成形工場の自動化・無人化を目的に、AMR(自律走行搬送ロボット)金型交換装置を中核とする生産システムを開発し…
「あせまねライフ」が株式投資体験アプリを活用した社員研修サービスを4月から提供開始
2021年2月23日、あせまねライフ株式会社は、「賢者のポートフォリオ」を活用した社員研修サービスを証券会社等の社員向けに2021年4月から提供する予定であることを発表しました。 「賢者のポートフォリ…
次世代の提携クレジットカード「Nudge」を提供する「ナッジ」が資金調達
2022年10月12日、ナッジ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、2020年2月の創業からの資金調達総額は35億円超となります。 ナッジは、次世代の提携クレジットカ…
足腰力測定システムを開発する慶應義塾大学理工学部発スタートアップ「AYUMI BIONICS」が資金調達
2022年10月21日、株式会社AYUMI BIONICSは、資金調達を実施したことを発表しました。 AYUMI BIONICSは、足腰力測定システムを開発する慶應義塾大学理工学部発スタートアップです…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集