注目のスタートアップ

NFTメタバースアイドルゲーム開発の「エヌエフティアーツ」が1,200万円調達

company

2022年1月27日、エヌエフティアーツ株式会社は、総額1,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

スマートフォン向けリズムゲーム『アイドルコネクト』や、VTuberプロジェクト「ウタゴエ放送部♪」のコンテンツプロデューサー宮脇元康氏が創業したNFTスタートアップです。

NFTを活用したクリエイター支援事業や、オリジナルIPのNFTゲームを展開していく予定です。

開発中の「アイドルインフィニティ(IDOL INFINITY)」(仮称)は、アイドル事務所のプロデューサーとなり、担当アイドルとトップアイドルになることを目指して活動するNFTメタバースアイドルゲームです。

NFTとトークンを活用したPlay to Earn(P2E)を採用しており、ゲームをプレイすることでお金を稼ぐことができます。

また登場人物の声優は、NFTトークンホルダーによる投票オーディションで選ばれます。これにより新人声優への新たな活動場所、NFTを活用した一次・二次収益を提供します。

オリジナルソングもNFT化を行い、プロジェクト全体でNFTを活用していきます。

リリース当初はNFTゲームとしてスタートし、将来的にはアイドルが活躍するメタバースの構築を目指します。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二な資産的価値を付与する技術/コト/モノを指します。

これまでデジタルデータはコピーや改竄が容易だったため、漫画や音楽などのデジタル著作物は海賊版といった不正な流通の問題に悩まされていました。

しかしブロックチェーン技術によって改竄されていないことを証明できるようになったことで、デジタルデータは資産としての価値を持てるようになりました。

NFTの実現により、たとえばゲーム業界においては、ゲーム内のアイテムと通貨の取引(売買)を健全に実装することができます。

このNFTを活用したゲームをNFTゲームと呼び、NFTの流行と共に注目が集まっている領域です。

NFTゲームでは、仮想通貨を活用したゲーム内アイテムの流通が実装されており、ゲームをすることによって手に入れたアイテムを売り、仮想通貨を入手することができます。

この仕組みをPlay to Earn(遊んで稼ぐ)と呼び、新たなゲームのトレンドとして今後のゲーム業界を変えるものとして注目されています。

エヌエフティアーツは、そういったNFTゲームの開発だけでなく、声優などのクリエイターの支援のためにもNFTを活用することを明らかにしています。

このモデルが成功すれば、ゲームなどのコンテンツ制作において、新たな経済圏の実現を示すことになるでしょう。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IDOL INFINITY IP NFT NFTゲーム アイドル アイドルインフィニティ アイドルコネクト エヌエフティアーツ エンターテインメント メタバース 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「リヴァンプ」がデータ分析コンペティションを運営する「Nishika」に出資
2022年6月27日、株式会社リヴァンプは、Nishika株式会社に出資したことを発表しました。 Nishikaは、データ分析コンペティションプラットフォームの運営や、コンペティションを通じたAI開発…
宇宙に熱を逃がしてゼロエネルギーの冷却を実現する放射冷却素材を開発・販売する「SPACECOOL」が9億円調達
2025年1月14日、SPACECOOL株式会社は、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SPACECOOLは、宇宙に熱を逃がしてゼロエネルギーの冷却を実現する放射冷却素材「SPACEC…
DX・AI人材育成事業やAIデータ分析ツールなどを展開する「AVILEN」が「三菱UFJ信託銀行」と資本業務提携
2022年9月1日、株式会社AVILENは、三菱UFJ信託銀行株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AVILENは、法人・個人向けのDX・AI人材育成事業や、DXコンサルティング…
データ・テクノロジー事業などの「イングリウッド」とインサイド・セールス事業などの「アップセルテクノロジィーズ」が業務提携
2020年10月9日、株式会社イングリウッドは、アップセルテクノロジィーズ株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 イングリウッドは、ECのコンサルティング・制作・運営代行、プロダクト設計…
クラウドファイルストレージ「Fileforce」を提供する「ファイルフォース」が資金調達
2023年4月12日、ファイルフォース株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東日本電信電話株式会社、株式会社シーティーエスです。 ファイルフォースは、クラウドファイルストレージ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集