注目のスタートアップ

量子コンピューター向けソフトウェア開発の「エー・スター・クォンタム」が3億円調達

company

2020年11月2日、株式会社エー・スター・クォンタムは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

量子コンピュータの基盤技術の確立への貢献と、ゲート方式とアニーリング方式のどちらにも関わる技術を確立し、ビジネス利用が可能なソフトウェア開発と早期事業化を目指します。

今回の資金は、物流・広告・保険・金融・医療分野への挑戦、エンジニア・研究者の採用強化に充当されます。

また、業務提携を行った株式電通をはじめ共同研究を行うパートナー企業と連携します。

量子コンピューターには、量子ゲート方式と量子アニーリング方式という2種類のメジャーな方式があります。

量子ゲート方式は原理的に汎用的な計算があるものの、まだ実用化されておらず、開発が続けられています。

一方、量子アニーリング方式は、組み合わせ最適化問題の計算に特化しているかわりに、実業務に関する問題サイズでも扱える程度には実用化されています。

量子力学を理解していなくても量子コンピューターを扱えるように、ベンチャー企業は量子コンピューターのための様々なソフトウェアを開発しています。

日本IBMは、量子コンピューターが古典コンピューターを超えるブレークスルーは、一部の応用事例では数年後には起こりうるという見通しを立てています。

量子コンピューターは大きな革命をもたらす技術です。開発の領域だけではなく、ビジネスでの活用においてもいち早く取り入れることに成功した企業が、大きな成長を掴みとることが予想できます。

最先端技術の開発には潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ A*QUANTUM エー・スター・クォンタム 技術 株式会社 資金調達 量子コンピュータ 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空き状況をリアルタイムで可視化するプラットフォーム「VACAN」を軸としたサービスを提供する「バカン」が資金調達
2025年2月19日、株式会社バカンは、資金調達を実施したことを発表しました。 バカンは、AIを活用しリアルタイムで空き状況を可視化するプラットフォーム「VACAN」を中心としたサービスを提供していま…
目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH」提供の「グラフ」が2,000万円調達
2021年10月15日、株式会社グラフは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、目標達成を支援する営業予実管理クラウド「GRAPH(グラフ)」を2021年9月末に正式ローン…
対話型音声AI SaaS「アイブリー」を提供する「IVRy」が40億円調達
2025年11月6日、株式会社IVRyは、総額40億円の資金調達を発表しました。 IVRyは、対話型音声AI SaaS「アイブリー」を開発・提供しています。 自動応答(IVR)、電話転送、SMS送信、…
オンライン完結型紛争解決(ODR)サービス「Teuchi」展開の「ミドルマン」が5,000万円調達
2021年8月23日、ミドルマン株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、法律関連の書籍を多く出版する新日本法規出版株式会社です。 ミドルマンは、オンライン完結…
医師向けコミュニティサービス「MedPeer」などを展開する「メドピア」が「EPSホールディングス」と資本業務提携
2022年8月9日、メドピア株式会社は、EPSホールディングス株式会社と業務提携契約を締結し、EPSホールディングスに対する第三者割当による新株式発行を行うことを決議したことを発表しました。 メドピア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集